自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

堂々川の生きもの

2009-10-14 20:23:57 | Weblog
 砂留の整備と川の清掃、
ホタルの幼虫が快適に暮らす環境を作るために
草刈と水中調査を行った。


役員がこっそり草を刈る


保護活動も楽ではないがやらなければホタルは増えない。
薬草の「みぞそば」可愛いけれどもやむおえず刈り取った。


タデ科の植物で溝によく生えており
そばに似ていることから付いた名前で
切り傷に効くらしい


草を刈れば、草の中からいろいろな生きものが顔を出す。


イナゴ

キタキチョウ

ニホンアカガエル


川の中にも生きものがいる。


テナガエビ

ヘビトンボ


この場所からはホタルの幼虫が見つからない。
7月の大雨で卵や幼虫が流された可能性もある。

川で見つからないから現在観察飼育しているホタルの幼虫でお茶を濁すことにする。
18号台風が明日にも上陸の可能性がある日。
ホタルの幼虫は動きまわり、餌を活発に食べる。


カワニナを狙っている
この後カワニナに噛みついた

中央では幼虫4匹が一匹のカワニナを食べているようだ
上の方でも幼虫はカワニナを食べている


カワニナの殻があまりにも多いので水槽から拾い上げてみた。



1匹のホタルの幼虫が水中生活10か月の間で、カワニナを25匹から30匹以上食べると言うのは本当であることが証明された。

ホタルの成虫は夏に黄色の淡い光で我々を楽しませてくれるが
生きるためとは言いながらホタルの幼虫は想像以上にドウ猛だ。
人間は他の生きものを犠牲にするそのホタルを保護するのだから、いかがなものか。