自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

温故知新

2010-01-20 20:49:47 | Weblog
春のような陽気に誘われ、鳥たちの動きを見ていると
昨夜、災害についての説明会があるからと誘われて出かけたことなど吹っ飛ぶ。


ムクドリ夫婦がやって来て

ムクドリは腹がへっては戦は出来ぬと柿を食う
スズメが羨ましそうにムクドリを見ながら立ち去るのをまつ


ある家を訪問して頭の中で温めていた、
新しいテーマを実践する決心がつき、証拠探しに山へ入ることになった
これから仲間と9月頃まで色々な証拠を探すことになる


松に寄生したヤドリギ(別名松グミ、マツビイビイ)
絶滅危惧種に認定されてもおかしくない気がする木だ
(中央左上、オレンジに熟した実、
 この実を食べ、そのあとでトリモチにしてメジロをとった記憶がある)

温暖化に松くい虫等でこの近くの山は松枯れが起き全滅した
コゲラが虫を今頃食べてくれても腹水盆に返らず
もうヤドリギは住む世界が無い


隣ではエナガが楽しく飛んでいるが
この山は大雨が降れば土石流が起こっても
おかしくない状態になっている







昔、むかし、1673年我々が整備している堂々川は大水で63人の犠牲が出ている。

話を元に戻して
山の歴史調査を始めた



江戸時代 菅茶山師が福山藩に提出した史書「福山資料」に
記載してある奇岩、大石等を探した


皆さんならどんな名前にするだろうか
江戸時代の名前は硯岩(すずりいわ)
(岩の形が硯を入れた箱に似ている)

チョン髷(まげ)のような形で上の真ん中に鎮座している松
他の松が枯れているのにまだ頑張っている

地元の古老は名前を「重ね岩」だと言う
史書は「乗り物岩」だと言う。江戸時代の乗り物「籠」の形をしている
意地悪な人は意見を聞かず、別のところに乗り物岩はあると言う
江戸時代につけられたことを考えずバスやトラックを連想している「ばかめ!」


この山には古墳が多い


5つ前のフォトも古墳である
史跡地図には下御領古墳群と命名されている


今日もまたよせばよいのにと人に後ろ指を差されながら
古い時代の出来事を知り、
そこから新しい知識や見解を探ろうと思っております
人から見れば私も「馬鹿め!」でしょうが