自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

薬草の研究会

2010-08-02 09:59:15 | Weblog
8月1日 数日間いつもの夏らしい程度でおとなしくしていた猛暑が帰ってきた。


いいねー、段差はあるものの稲もこの暑さで順調に育っている


久しぶりの薬草研究会、名前を変えて新しい門出。
「薬草研究 美野自然の会」今の会員は何人か不明
今回題材にあがったのは
アサガオ、ガマ、キュウリ、夾竹桃、ゲンノショウコ、桑、スイカ、
ムクゲ、桃、やまもも、杜仲、メインが実習を入れた桃とシソ
12品目の薬効を学んだ。
参加者の顔ぶれから、ある程度年齢を重ねた老若男女で今回の参加は16名。



桃とがまについて
童話から桃太郎と因幡の白ウサギの話を引用した。
桃太郎はお隣の岡山県の話だが桃が流れてきたのは
広島県道後山を源にした成羽川でおじいさんとおばあさんが
川で拾った桃から生まれたとあるが
本当は桃を食べたお爺さんとおばあさんの間にできた実子だ。
つまり桃を食べたことで若返ったお二人が子供を作ったのだ。


桃太郎の時代の桃は昔々のことだから今のような白桃ではなかった
我が家の桃であるが無農薬だからいたるところに傷がある
もし傷がなかったら1個1000円の値がつく高級品だ
若返ろうとしたらお金がかかるのだ


ガマは大国主命がサメに皮をむかれた兎を回復させた話
ガマにくるまりじっとしていたら元の白い綺麗な毛が生えてきた。
つまりガマには消炎作用、血止め、切り傷、やけどに効果がある。
いつの時代から語り継がれたかは分からないが
その時すでに今の薬効を知っていた人たちはすごい。
私の薬草教室にはこんなエピソードを含小冊子「おばあちゃんの民間薬」
が基本になっている。


ガマ、茶色い部分を軽くたたくと花粉が出る


今回の成果はシソジュースと振りかけだ




赤シソ

青シソ


薬効から
青シソに含まれる物質により発がん物資を抑制する効果
各種のアレルギーを改善する効果(例花粉症が改善した)
風邪の初期に効果がある
食欲不振
下痢
口内炎・口臭
魚毒消し
イライラ・精神不安
と言われている。
この文献を参考に会員が自分たちで効果を確認して発表する部分もある。
ジュースやふりかけの作り方は後日余裕ができたらレシピを紹介する。

話の途中になったが余談話に
杜仲茶の話題になりお店で売っていた製品と杜仲の葉
杜仲茶にする人には葉っぱ64枚無償で提供することにした。



途中で元にかえり
桃の葉のアセモに効く効果を事務長が話した。
桃の葉を30枚なべに入れて煮ると緑色から茶色に水が変わる。
その液を風呂に入れて孫の背中を流したら翌日からアセモはひき始めた


桃の葉 2日前(まだすごし良かった空)


会が終わり帰りかけた時次は何時かと聞かれた。
時間を作ってまた連絡すると答えると
ここで習ったことは本当によく効くとうれしいお言葉をいただき
猛暑がどこかへ飛んで行った。