自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

エゴノキとヤマガラ

2011-09-23 20:14:56 | Weblog
砂留としてだけ見れば堂々川のこの石積は日本一の規模を誇る。
また、約1kmの間に江戸時代に築づかれた石積の砂留が
8基現存しているのは日本のどこを探してもない。
国の登録有形文化財である所以である。
その6番砂留



秋の連休で快適なハイキングには絶好だが
ここには危険が舞っている。いやスズメバチの危険がある。
昨日、砂留の頂上部から下を見るとゴミがたくさん見える。
かわいそうにブログの主、ゴミを見ると条件反射的に拾い始める。



近くをブンブ、ブンブとハチが飛ぶ。
もしやと上を見るとスズメバチの巣らしきものが見える。


スズメバチの巣発見

かなり大きく
怒らせたら救急車が
必要になるぐらいの数がいる


上流から見て左側
水が流れているところから東側には絶対に行かないこと。
警告話はここまで。
堂々川のヤマガラを紹介する。
今まで姿は見ていたが警戒心が強くカメラには入ってくれなかった鳥だ。







そのヤマガラはエゴノキの実が大好きだ。
エゴノキのことを少し話すと
チシャノキとかロクロギとか言われている木で昔は石鹸の代わりに使っていたとか!
又この皮をすりつぶし、川に流して魚を獲っていたそうだ。
実はエグミガ強い、だからエゴノキと名前がついたらしい。
今回はまだエグミの度合いの人体実験をしていない。
さてヤマガラの動きを約20分観察した。


想像以上に綺麗な羽をしている


堂々川支流、鳶ケ迫谷の対岸のやまからやまがらが飛んでくる。


見にくいけれど見て欲しい


エゴノキにやってきて曲芸もどきで実をとり、対岸へ急ぐ


枝に止まり

対岸へ


羽を広げて山へ急ごうとしている。
怖さの後、のんびりヤマガラと遊んだ1200秒
車で通る人はこの光景を不思議な顔をして見ていた。
その中の1台、我が身より少しハイレベルのお年を召した夫婦が
降りてこられ、新聞に載っていたヒガンバナの里はどこと聞かれた。
ここに白と黄色、そこに赤が100本以上芽を出しているでしょう。
見学者の夫婦にここはまだこれから、約100m下流へ行きましょう。
5番砂留下流斜面で「ワー素晴らしいー」
「ここから先はお二人で昔を思い出して観賞してください」と声かけ
新聞と聞いたので掲載の新聞を買いに里へ降りて行った。
少し「きざなことをしたか」との感もあるが
彼岸前の事、老夫婦をヒガンだ行動でもあった。
おしまい!