自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

堂々川上流

2014-12-23 17:19:09 | Weblog
私たちホタル同好会が管理しているのは
堂々川4kmの内の中流域1.5km、まだ上流には大きな池が2つあり
江戸時代造られた砂留8基があるが池の中や蛇や猪が多いところのため
数回訪ねただけで詳しい事はわかっていない。
日曜日森林組合の作業があり作業が終わってから淀ケ池の東砂留を整備した。
作業の途中に見つけた砂防


平成4年築造、それでも造られて20年超


ここ数年はお正月に整備していた砂留
今年は付近の草刈りをしているので団体活動が終了次第、一人作業。


対岸の道路から十分見られる


池には上流の池から水が流れ落ちている。
上流の池が1673年決壊して大土砂災害を起こした。
最近堤防から水がしみ出ているから調査のための放流である。


水量は少ないように見えるが
近くへ行けば大きな音がしている

淀ケ池は水をため始めた


最上流の大原池


鵜が増えている



うふん、鵜の糞の公害
来年には今寝泊りしている木は枯れるだろう


水のしみ出る堤防へ散策


樋門を外して水を抜く

堤防の下はかなりの水があるから漏れている


現在この堤防が決壊しても江戸時代の時のような大災害になる可能性は少ない。
地域の住民、県・市がコツコツと対策を打っている。

まだ私にもウスタビガの繭を見つける余裕がある。
今回見つけた繭は幼虫が繭の中におる。繭の行き先は福山市の環境保全課へ。


薄緑色 山繭蛾とは違う


大原池はまだ水が多いので池の周りの砂留は見えない。
あきらめて下流へ向かう。

堂々公園のすぐ上の砂防、このコンクリー堰堤も強度不足で修理を始めた。


砂が堰堤内を埋めていくさまが良くわかる場所だった


工事で水が抜かれる場所なのに
ヌートリアの親子が住んでいた。


この親、子供には厳しい
乳を飲みに来ると激しく追い払う


良く考えたら22日は冬至
しかも19年ぶりの


朔旦冬至とか


地域の人が昭和の30年代まで接待していたかぼちゃ汁等の接待復活。
良く聞けばナンキンを大量に貰ったことから考えたことだが


50人以上のお年寄りを集め


運の付くものを食べるそうだ。
ナンキン、大根、ニンジン、コンブ・・・
今回の提案をした人もさることながら
民生委員がこの料理を一人暮らしのお年寄りに配ると聞けば
財布を持ってきていない自分としては車の中、ポケットの中
合わせて○○○円を月天信仰の前に置かせてもらった。
その場には大原池が決壊した341年前に
亡くなった63名の人の慰霊碑もあり手を合わせた。