自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

やなぎ

2011-09-08 13:52:27 | Weblog
鈴虫が友食いを始めたので庭へ放虫することにした。
一日中鳴いてくれるから居なくなるとさみしいが
狭い駕籠で飼育するのはここあたりが限界、来年を期待した。


腹が減ってはと茄子を置いた


後日紹介することがあると思うが「焼酎黒姫」の容器の進捗を確認に行った帰り、
サギが綱渡りをしている現場に遭遇した。
水面を菱が覆いその上をサギが歩いている。





良く見るとロープが張ってある。
手品なのか、見る人をだましたのか、詐欺氏のやることは単純だがだまされる。
先日約束したことを思い出した。
ある公共施設から瑠璃柳がたくさんあるから
処分するにはもったいないし、かと言ってもこのままでは困るし、
そんなわけで引き取り要請があった。



茄子のような薄紫の花が綺麗だから堂々川のビオトープ近くを植える候補にしていた。
思いつきで引き取り、堂々川まで運んだ。



運んでから草を刈る。(このような行動を泥縄と言う)
草を刈る前耳を澄ますとここでも鈴虫が鳴いている。
少し迷ったが刈り始めた。


ビオトープ近く

ヤナギタデ


ここには蓼がたくさん生えている。
「蓼食う虫も好きづき」と言うことわざもある草だ。
苦味があるからこの葉や茎を食べる虫は少ないがそれでも蓼を好きな虫がいる。
この地と因縁なのかその虫は「ホタルハムシ」と言う甲虫の仲間だそうだ。
貰った瑠璃柳、12本を植えた。


瑠璃柳


わずかの作業だが一人ですると時間がかかる。

帰り道、夕日が山の端に沈んで
山の向こうが燃えてるようなオレンジ色
カラスが一羽、北へ急いでいる。



カラスが行く先のその向こうは備後富士「蛇円山」も赤闇にかすむ。
乱視の目を細めて見るとトンビがクルリと輪を書いた。



夕方の数時間、我が行動を見た人がいれば
蓼食う虫と笑うだろう。
ホーイのホイ!

秋になればⅠ

2011-09-06 10:42:59 | Weblog
このまま秋に突入するなど考えられないが
北から張り出す高気圧は涼しさをを運んでくる。
秋になれば美味しい食べ物がどんどん実る。
実りがあれば当然食べすぎでお腹を痛める人達が増えてくる。
こんな時には薬草が活躍する。
ゲンノショウコ
タンニンを多く含む植物で
寝冷えや冷たいものを食べ過ぎた時の下痢、
又消化不良や慢性的な下痢に効くが
どんな下痢にでも効くわけではない。
それも煎じ液を温服する場合で冷ましたものは逆効果(便秘)を起こす。


赤花ゲンノショウコ
関西に多い生息

白花ゲンノショウコ
関東に多く存在


ゲンノショウコと同じようにキンミズヒキも下痢にはよく効く。
人によれば「現に証拠」を見るならゲンノショウコ以上と言う。



これらの薬草を用いた人はそして効果のあった人は
先人の人たちの知恵に感謝のおじぎをするのである。


おじぎ草


ところで今年のお天気は、現在の様子を見ると
昨年に比べると10日近く早くヒガンバナが咲きそう。
ホームセンターの店頭に秋咲きの球根があり、衝動買いをしてしまった。


リコリス 紫系の花


昨日植えたのだが
綺麗にするために整備した堂々川の鳶ケ迫砂留斜面に誰かが
除草剤を撒いており、斜面全体がどす黒くなっている。



これは大変と草刈り機を持ち出してきたら
役員の方が手伝ってくださりかなり見栄えが良くなった。



この支流は貴重な生き物も多いはず、もし水に影響が出たら大変!



よかれとした会員がいるのは確か!
誰がしたか調査してその人をセンノウしないといけない。

先日、大安売りしていたから買ったセンノウ(仙翁)。
その花はすでに終わりが近いが紹介する。





赤花

白花


うまく育てば我が家には節黒、小倉、松本、八重松本、赤と白の6種が来年は咲く。

綺麗を売り物の一つとしてゴミ撲滅悲願を達成する為に
堂々川にヒガンバナを植えているのだから
除草剤で一時期だけにしても、見た目を悪くするのはたまらない。
また、ここは真さ土だから少しの水でも溝が出来る。
自然を壊す行為は止めさせなければいけない。
そのために5番砂留の下流域は急な斜面なのに草刈機で刈っているのだ。
白いヒガンバナもたくさん植えている。
主白い等で笑われては洒落にもならない。
必ず探すぞ犯人を!そしてセンノウするぞ!

台風12号

2011-09-03 19:07:51 | Weblog
大型台風なのに約10kmの速さで18時頃は岡山県倉敷市あたりをウロウロしている。
我が福山市は倉敷からは50kmも離れていない。
先ほど戸外に出たが風も雨も感じない。
まさか福山も台風の目!
12号メ、早く北へ動くのだ。
今日は台風の中、農商工連携の勉強会に参加した。
我が神辺の山から20km以上離れた南の端の海まで行き、がんばった。



研修風景


福山名物「デベラカレイ」を入れた「姿焼きせんべい」


美味しいの、味が良いの、見た目もよいの
大臣表彰も貰っている商品の開発秘話を聞いた。
ヒット商品はそう簡単には出来ないが、そこには努力した人がいた。


座学はスーパーマーケットと猟師さんの直取り引きの事例を聞いた。


成果として11月から3月までで約50万円の収入UPがあったと。
ここにも隠れて努力して居る人がいる。

さて、のろのろしている台風だが
この地では15時ごろが最大の風雨であった。
瀬戸の小島の海面を台風が襲来した風景。





見た感じは少し強めの風のようだが船の揺れは大きい。
さした傘は開いた途端、骨が逆さになった。
が30分もすると西の空は雲が切れ、波も小さくなる。
驚くことにカモメが飛んだ。








気象情報を確認できる環境にないので台風は行きすぎたとこの時点では思った。

個別打合わせも終わり、帰路についた。
神辺に帰って見れば、「外来魚を放流するな」の看板は杭が折れて倒れ
池のブラックバスは下流で悠々と泳いでいる。



この魚、琵琶湖あたりでは料理方法が確立され美味しいく食べられるらしい。

今度新商品として「バスせんべい」を提案して見るか。
新商品を作るときにはのろのろしてはいけない。
すぐ試作の準備だ。
でもそれを誰がするの・・・・・・。