ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

新聞記事より 母から子への手紙

2010-12-28 18:14:45 | フォト日記


裾野市の主婦が4才の子どもにあてた手紙が
福島県猪苗代町のコンクールで最優秀賞に輝いた

と昨日の静岡新聞夕刊に載っていた
主婦は交通事故で右足が不自由で育児に不安を抱えていた

自信がなかったママに「そこにいるだけでいいよ」って教えてくれた
子どもの言葉は心の不安を吹き飛ばし勇気づけられた

と 新聞は母子の笑顔の写真と共に伝えてくれた
年末になりまたひとつ感動を味わった

下は手紙全文

この前の日曜日の事、ママは一生忘れないよ。
いつもの公園でジャングルジムから下りれなくなって泣き出した君。

でも、足の悪いママは、下から見てる事しかできなくて、すごく悔しくて悲しかった。
そしたら、君は、一段一段自分の足で下りて、最後の七段で、

「ママが見ててくれたから頑張ったよ」って
涙と鼻水でごっちゃになった顔でママの胸に飛び込んできた。

ママ、はっとして涙が出たんだ。だって、ずっと悩んでたから。
十分に遊んであげられないママは君にとって必要な存在なの?って。

自信がなかったママに、「そこにいるだけでいいよ」って教えてくれたのは四歳の君なんだよ。
これからもママは、少し離れたこのベンチで君を見ているね。

もどかしく思える距離だって愛(いと)しい長さだって思えるの。
それにね、ここからだと、君の周りの風景も全部がよく見渡せるんだ。