今年の7月から市内で運用している小水力発電所を見学した
農業用水路の落差工老朽化のために造り替える必要がでた
それを好期と捉えて 同じ場所の水位差を利用して発電所を造った
プロペラ水車を回転させて1200戸分の発電ができる発電所
発電した電力は電力会社に売電し収益を農業水利施設の維持管理にあてる
自力で電線引いたり 電柱を立てると軽費がかかるそれを考えると仕方ない
発電機の回転音を抑えるために壁には防音材を施してあり
昼間の見学時では外まで音が漏れるようなこともなさそうだ
ただ 室内の温度を下げるための空調冷却ファンの音はかなり大きい
水冷なら良かったか・・近くの住民はやかましいかもしれない
温暖化は火力発電所のCO2排出が原因だともいわれている
が 水力発電所からはCO2はでないのでクリーンなエネルギーだ
でもでも 電力会社は購入する電力よりも安価で各家庭に供給する
ということは買い取り差額の負担は 個人の家庭が負うことになる
地球環境を守るための水力発電設備の整備でも
それにに投資することが本当に良いことなのか判断は難しい
少しだけ離れた場所では太陽光を利用した発電施設の建設も始まった
これも売電すれば水力と同じで 各家庭の負担が増す
また太陽光発電はコストがかかる 雨天では発電能力は激減する
その度に停電していたのでは社会的に問題になる
常時発電設備を常に備えておかなければならない
地球環境を維持するには膨大な費用がかかるのだ
コスト削減は電気も水も使わないことだが 今の世の中ではもう無理だ
それでも 少し意識するだけでも大勢集まれば大きな力になると信じるしかない
再生可能エネルギーの固定価格買取制度の賦課金や
太陽光発電促進付加金はすでに電気料金から徴収されている
ちなみに市内の水道料金も近く値上げが予想されている