NHKに2度目の謝罪回答を得て取りあえず頭をクールダウン。さて実際のレースはといえば日本に良く似た感じを受けるサーキット。赤土っぽく見える土はきっと雨が降れば田んぼと化し、世界トップの選手が走るから普通に見えるけどきっと横方向のグリップは相当に悪そう。カメラアングルとクロカンコースの撮影の難しさから平坦っぽく見えるけどあれ、物凄い勾配の連続だよ~。実際、一周で高低差300mだって!約10kg弱の重り背負って昇り降りするのと一緒なんだよね。女子の片山選手はスタート後の落車に引っかかり、途中2回の落車をしながら20位(DNF)は超立派!男子の山本選手はまだまだ若手、これから世界へ挑戦して欲しいなぁ。それにしても男子のラップタイムの速さは眩暈がするほど凄いなぁ。あれが「世界」であり、自転車がスポーツとしてサッカー並に人気なヨーロッパ圏の実力だね。優勝は男女とも超有名な選手で幕と少々出来すぎで面白みに欠けたかも。でも良いよねぇ、あの走行中のサスペンションやチェーン、ディレーラーの出す音。甲高いディスクブレーキの悲鳴は減速の過酷さを訴え、細い(MTBとしては)タイヤが土の路面を蹴る音は自然相手に勝負してるって感じが伝わる。ロードとは全く違った面白さが凝縮されてる。男子はフランスのワンツーフィニッシュとなったが、機材を良く見ると変速機がなんと「グリップシフト」!マウンテンバイクの世界では日本製シマノの「デュアルコントロールレバー(ブレーキとシフトを1本のレバーの操作で行う)」か、同社の「ラピットファイヤー(二本のレバーで変速)」が主流なのに。グリップシフトは10年ほど前にはかなりメジャーだったがその後は衰退、今では安いナンチャッテMTBか一部の車種に残るだけ。私の通勤MTBにグリップシフトが付いているがメリットは指を離さなくても手首のアクションだけで簡単にシフトチェンジできる事。遊び用(競技も)のMTBにはグリップシフトで有名なSRAM製ではあるが親指シフトが付いている。シマノの機材は慣れが必要だがSRAMのシフトは直感的に操作できる。アテネの時も女子に採用が多かったっけ。握力に自信があるならグリップシフトは最強の選択だと思う。フランスの帝王もきっとソコを踏まえての選択だったのかも。因みにマウンテンバイクのシフトチェンジはコースにもよるが小刻みに相当回数行う。リアが9速、フロント2~3速を使い切る。オリンピッククラスのコースではどの程度になるのかなぁ。取りあえずお疲れ様、日本代表、そして参加した全ての選手達。