やっぱりなぁ~という感じの記事が目に入りました。
国土交通省の調査で、最近主流の直噴式ガソリンエンジンの排気ガスに、ディーゼル車以上のPMが確認されたとの事。
そりゃ、燃焼温度が変わるし、容易に想像できる話し。
逆に、何でメーカーサイドがこの問題を取り上げてこなかったのか辺り、業界の隠ぺい体質が透けて見える気がw
ここ突かれると、厳しいメーカーが多々あるって事なんでしょうね。
それでも、現行車は容認(この辺り、国の甘さが気になるが)しつつ、2020年からディーゼル並みの規制を開始するとの事。
まぁ、メーカー側に対策する時間猶予を与えたってのが 目的なんでしょうね。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1170074.html
日本はオイルショックの時、国内のモータリゼーションを守るために、手厚いディーゼル車への規制緩和をした結果、古いトラック等を見るまでも無く、技術進歩の停滞した悪しきディーゼルエンジンを大量生産しました。
それが海外から叩かれると、「NOx総量規制法」 等を強行し、現行車を含めて継続利用を強制的に剥奪。
トラック等は除外という悪しき猶予が、現在の大気汚染に大きな汚点を残したのは素人でも判る。
これは推測だが、その後はメーカーが得意なガソリン車を売るのを国が後押しする構図ができあがった。
いわゆる、「ガソリン車はクリーン」 という 擦り込みですね。
目に見えるPM等では確かに三元触媒を使うガソリン車はクリーンかもしれませんが、実際に出てるCOx等を考えればディーゼルの方が環境に優れた側面があること、ちょっと詳しい人なら判る話し。
今回の直噴ガソリンのPM問題も、国が掲げる 「ガソリン車はクリーン」 というイメージに完全逆行する問題であり、できれば隠ぺいしたかったに違いない。
でも、また海外から指摘でもされて隠し通せなくなったってのが、毎度の事ながら事実だと推測します。
PM問題は、トラックやバスを中心に 大きな環境問題です。
この季節、発症してる人には地獄の苦しみたる 「花粉症」 も、PMが発症率に大きく関与してるとの学説もありましたね。
その一旦を走行台数の大きな直噴ガソリン車が起因してるとなれば、規制されるのはユーザーサイドとしては歓迎すべき事。
EVが思ったように普及しない昨今、未来に生き残れる内燃機関は、ガソリンにせよディーゼルにせよ、実力の伴ったメーカーに淘汰される次期が来てるのかもしれません。