来月の車検を前に家族会議。
今回も車検通すか否か。
いろいろ議論した結果、検切れギリまで乗って手放す事になりました。
「SX4」 が我が家に来て約9年。
私的には初めての 「乗用車」でしたw
当時、家に2台分の車庫スペースがあったにも関わらず隣家の度重なる嫌がらせで、我が三菱 「ジープJ59」 は 離れた月貸駐車場(有料)へ出さざるを得ず、もう一台の日産 「プリメーラUK」 も台所の排気口を避け隅に追いやられてました。
(思い出したら また腹立ってきた…)
結局、「プリメーラUK」 も老朽化が見え始め、自身も15年以上も三菱 「ジープ」 を乗り継ぐのそろそろ止めようかとなった事で、1台に集約する話が出た。
当時の私はMTBの競技に出てたので、車内にバイクが余裕で入る車という選択肢で、「SX4」 となった。
実際、前輪だけ外せばシートポストもそのままで 立てた格好で収納できる。
車格からは考えられない収納力と、荒地で心強い 4WD、このクラスでは珍しいロングストロークのサスペンションと、かなりアクティブに活躍してくれた。
父が健在だった頃は、農機具載せて レンタル畑への往来にも活躍した。
悪路に強いのを生かし、秋には山菜採りにも使われたっけ。
その父も既に亡く、自身のみがハンドルを握ってきた 「SX4」。
未だにスズキのディーラーに行くと、「いや見ない、本当に見ないよ 2Lエンジンの SX4!」 と珍しがられる(汗
WRCラリーのベースになったエンジンを積むが、市販車としてはほとんど数が出ずに終わったらしい。
別にホモロゲーション用というワケじゃなかったハズだけど。
未だに、同じ色(イメージカラーだった)のSUVタイプの 「SX4」 を見掛ける事が稀にあるが、どれも1.5L モデルで、2Lモデルとすれ違った事は無い。
ルーフレールが真っ黒なのが1.5L、 バーの部分がアルミのシルバーになってるのが 2L と区別がつく。
実走 3万3千足らずと、走った距離は短いけど 思い出は多い。
2Lエンジンの余力だろうか、家の駐車場への段差も 他の車が助走して乗り上げる場所を エンジンのトルクだけで 軽々と登ってしまう。
それも、アイドリング+気持ち程度の回転数で。
エンジンは静かだけど、特性的には 低回転からモリモリとトルクが出る ディーゼルみたいな感じ?
スズキ の 4速ATという事もあるが、一般道を走る限り、タコメーターの針が3,000rpmを超える事はまず無い。
それ以下の回転で 追い越しだろうと坂だろうと、しれっとこなしてしまうのだから恐れ入るw
驚異的なのは足の長さ。
急なスロープがあっても 4輪が地面から浮く事はまず無い。
同じ場所で 3輪接地でフラフラする スバル 「XVハイブリッド」 や、ホンダ 「ヴェゼル」 を横目に、何事も無かったかのように通過してしまうのです(汗×3。
恐らく、歴代 「エスクード」 から引き継ぐ CCV系の足回りを継承した最後のススキ車じゃないかな。
(SX4-Scrossから足が伸びなくなった)
そんな、コンパクトで 広く高い室内、荷物を大量に運べる という、最近はありそうで無い特徴の 「SX4」。
滅多どころか、まずお目に掛かれない2Lエンジン車ww
いよいよお別れが見えてきました。
次に買う車の下取りを予定してるので、そのまま廃車になるか、U-CARの店頭に並ぶのか判らない。
とりあえず、「長い間、足として活躍してくれてありがとうございます」 なのです♪