帰宅途中、「アンタのご飯無いから。あと明日の朝のパンも」と、無常な電話が家から。
あと数百メートル歩けば家、コンビニも外食店も通過した後で間が悪い。
しかたない、どうせ雪カキでSX4は出難くなってるだろうから雪道でのエコタイヤテストもしてみたいから車でコンビニへ行くかと決めた。
家に着いて唖然。
雪かきした雪を車の前に積み上げてある(汗×3
こ、これじゃジープの鉄のバンパーだって崩して出るのは容易じゃないやんかーーー!!!
その状況を見た瞬間に脂汗が出た。
大急ぎで着替えてスコップを使って道路に出れるだけの空間を作る雪かきを開始。
昔(今もという話も…)、さんざん嫌がらせされてジープを遠くの有料駐車場に置く事になり、総額で何十万も自腹を切らされた隣の村八分家に雪を投げ込みたい衝動を抑えつつ、邪魔にならない場所まで雪を運び続ける。
今日は朝から重たいモノ系を扱う事が続く日、腰がマジで限界っす!
どの位格闘したか判りませんがやっと出れそうな空間を開けることに成功、降ろせる範囲の雪を車からも落します。
「晩御飯買うぞー」、エンジンを掛けてワイパー作動。
屋根の雪が前に滑ってきて即ワイパー停止…、おおーい(涙。
湿って重い雪はアームの長いSX4のワイパーには酷なようで。
エンジン始動と同時にSX4の四駆モデルに標準装備されてるディアイサーをONに。
こいつはフロントウィンドウの下側と運転席側を囲むように熱線が入っていて雪を溶かす効果があるという。
使い方が謎だったので今回は良い実験になりました、生温い程度だけどワイパーが運んだ雪を次々と溶かしつつ下側に落してくれました。
「へぇー!こんな量の雪でもちゃんと溶かせるんだ」と今頃ディアイサーの凄さに感動したのでした。
裏道は相当雪が残っている中、エコタイヤは予想通りの様相を示しました。
先ずFFでの走行では横滑り防止装置が作動した時に点灯する警告ランプがチカチカと頻繁に光ります。
車の挙動も不安定で、特に傾斜があったりするコーナーはスーっと滑ったりしてかなり危険、とても速度が出せません。
次に後輪のデフをONにしてAWD走行、これはドッシリと車体が安定し、特に加速時に路面がルーズでも普通に走れてしまうし、減速時の急制動での機械式ポンピングの作動率が激減しました。
それでも制動距離は伸びる傾向なので過信は厳禁と判明。
AWD時は前後方向もですが、横方向の安定をソコソコのレベルまでエコタイヤでも実現できるようです。
勿論、限界はそう高く無いので同類のタイヤ装着が普通なハイブリッド車、電気自動車は雪道は相当危険ではと思えました。
という事で、ディアイサーは凄い、エコタイヤは四駆モードならソレナリに、FFでは危険ってな感想です。
凍結路はまだ走ってませんが、FFだろうとAWDだろうと「無謀」だろう事、容易に想像できてしまいます。