いよいよ、東京モーターショーが始まります♪
2年前、「RX-VISION」 で世界中の話題を一気に独り占めした感の強いマツダ。
今回も デザインコンセプトが出展されましたが、前回ほど強烈なインパクトは無いように見えます。
全般に EV系の出展が多いが、個人的に 「まだEVの時代ではない」 と感じてるので実感が伴わず、興味対象は本当に限られます。
到来するEV社会への布石という意味は判るけど、現在の石炭や天然ガスをバンバン燃やし、少なくないCO2等をバラ撒いて得た電気を 「クリーンだ」 と勘違いしている人が多い中では、まだ環境が整ってると到底思えない。
さて、内燃機関でダントツの意気を吐く 「マツダ」w
注目の 「HCCIエンジン」 たる SKYACTIVE-Xを世界初公開ってのが大きなトピックです。
ある意味、「自動車史に当たらなページを刻んだ」 と言えるかもしれません。
発想の転換で難しい圧縮点火とプラグ燃焼の切り替えも乗り越え、実用の域まであと少しというから恐れ入ります。
これでロータリーに次ぎ、「世界初」 が2つに増える予定だとか。
早ければ2018年後半にも市販車に投入の可能性というから、今後も目が離せません。
その SKYACTIVE-X を搭載する初の車といわれるのが 次期 「アクセラ」。
今回のモーターショーには、そのコンセプトカーとして 「魁コンセプト」 という車が出展されました。
同時に、流麗なデザインの 「ビジョン・クーペ」 も出展され魅力的に映るが、やはり個人的には小型5ドアの 「魁コンセプト」 に目が行ってしまいますw
「魁コンセプト」 は SKYACTIVE の 2ndステージがシャーシにも盛り込まれてるそうです。
また新しい発想が生かされてるとの事で、プロトモデルに試乗したニュースを見るとなかなか完成度が高いらしく興味が尽きません。
エクステリアのデザインは、フロントがシャープで流れるように美しいのに対し、リアは極太なCピラーによって巨大な塊(カタマリ)感が凄い!
これだけで強そうな印象が伝わってきます。
恐らく次期「アクセラ」 もFFベースだと思うけど、これはAWDモデルで試乗してみたいですね、待ち遠しいです。
そんな 「魁コンセプト」 のニュースをネットで漁ってると、ちょっと気になる点が。
展示台が高いからか、低いアングルから写した画像がほとんどで、特徴ある「屋根」 のギミックを伝えてるものがほとんど無い!
こんな風に、「魁コンセプト」 の屋根には、フロントガラスから左右に分かれ、グラスエリアが後席頭上まで伸びてるんですよね(ココ大事)。
コンセプトカーだからのギミックかもしれないけど、下手なサンルーフより開放感ありそうなこうした構造を もっと伝えて欲しいなぁ。
市販車に採用されるかと言われれば無さそうだけど、こんなのが出てきたら面白いのでは。
次期「アクセラ」 を占う上で重要と言われる 「魁コンセプト」。
現行の 「アクセラ」 と比較すると全体にマッチョ感が強く、流麗さは控え目に。
ちょっとポチャポチャしたって感じ?
さて、SKYACTIVE-Xと組み合わされ、国産車としても更に異彩を放つ存在になりそうな マツダの次世代商品群。
世の中のEV化という波の中、どこまで存在感が示せるのか、マツダの手腕をまだまだジックリと拝見させて頂きます!
…「魁コンセプト」 と 「HCCIエンジン」 を見に行きたいけど、ちょっと無理かな今回は。