闇夜の烏の変な世界

とりあえず、何にでも興味持ちますw
日々、気になった事を日記感覚でアップしてみようかと。

レンタカー借りに紅葉の箱根まで♪

2019-11-16 22:09:11 | 日記

ネットニュースを見てたら、「箱根の大涌谷が5ヶ月ぶりに解放」みたいなのを発見。

火山活動で入れなくなり、名物の「温泉黒たまご」も食せず寂しかった。

なので、解禁日が休日と重なったので「行くか!」と気合が入った。

…が、TVのニュースでも取り上げられ、「これは大渋滞する恐れがあるな」 と思い留まる。

う~む。

 

取り敢えず、最近何度も問いあわせるも、毎回 「貸出中」 で借りれてないレンタカー屋が

大涌谷の近くだったのを思い出し、「ダメ元」で車が空いてるか聞いてみた。

すると、午前中だけなら空いてますとの事!!

急遽 目的変更♪

「温泉黒たまご」 は二の次にして、レンタカーを第一目標へ。

 

で、昨日、箱根の仙石原にあるレンタカー屋、「FUN2DRIVE」さんにお邪魔してきました。

https://fun2drive.co.jp/

 

季節が丁度良かったのか、箱根の景色は紅葉真っ只中。

でも、先の台風で大きな被害が出て温泉の復旧が遅れまくってる仙石原

そのせいか、紅葉シーズンとしては異常な空き具合です。

愛車 「アクセラ」 で気持ち良く走れます。

 

お店に着くと、邪魔にならない場所へと「アクセラ」が誘導され、向こうに予約した車が。

 

はい、今回お借りするのはこの目に眩しいイエローのマツダ車。

「RX-7 バサースト」 280ps のピュアスポーツですw

実はまだ一度も ロータリーエンジンの車って運転したこと無いんです。

同じマツダでも、愛車の 「アクセラ」 は1,500ccのクリーンディーゼル、スポーツカーではありません。

一度くらいはスポーツカー、それも世界唯一のエンジン車ってのを運転してみたい。

そんな事を思ってたら、このお店に見つけまして、更に5MT車と言う事で、クラッチを踏む面白さも期待できるワケです。

これは借りてみない手はありません。

 

残念ながら、今回は午前中のみという時間制限があるため、最も短時間のコースで 1時間半、50kmまでのレンタルです。

 

事務所で手続きをしてる間に、落ち葉でドロドロになってた車体が手早く洗車されていきます。

 

にしても、初めて間近で見ますが、「RX-7」 って独特のスタイルしてるんですね。

ゾクゾクします。

エンジンはツインターボで280psと聞きましたが、もちろんグロス表示ですし、準旧車なのでそこまで出ないみたい。

ボディは至る所に小傷や修理中の個所があり、良く見ると年式相応って感じです。

にしても、車高が物凄く低い(汗

運転席はといえば、さすがはスポーツカー。

かなり狭いです。

足の短い当方では、シートを最も前に出しても、クラッチがちょっと操作し難い。

その事を伝えると、腰に入れるクッション(ほとんど座布団w)を持ってきてくれて問題解消w

意外にもシルトレバーの位置・高さともに良好。

大概、前に遠い事が多いのですが。

残念なのがハンドル。

チルトもテレスコも無いため、調整は一切不可。

なので、小径に交換されているのか、ハンドルが視線に入り、メーターは半分以上が隠れて「見えません」。

ブースト計が壊れてるらしく、インパネ上に独立メーターが付けられてました。

水温がかなりシビアだそうで、水温計も追加されてます。

 

注意事項として、走った直後に急にエンジン切ると水温が上がり、ラジエーターから吹く事があったそうで(汗。

エンジンを切る前には、停車して5分程度はアイドリングさせてと言われました。

昔流行った「ターボタイマー」がこの車には必要なようです。

 

ナビが付いて無いので、スマホをナビ代わりに推薦コースを走ります。

私は普通のスマホだったので 「Yahoo ナビ」 を利用しました。

店員も手慣れたもので、あっという間にナビにコースをセットして下さいました。

これで道が判らなくても安心ですw

ただ、車内にスマホを置ける場所が無く、助手席の座面に置いてのナビはかなり見辛く苦戦する事に。

次からは吸盤等で固定できるスマホホルダーを用意しよう。

 

箱根は多様な坂とコーナーに富む場所。

ただ、全般に道幅が狭く、大きな車にはストレスになる場所が多い。

今回の 「RX-7」 には最適な場所、と意気込んでお店をスタート、さてさて。

 

普段ATに乗ってるとはいえ、免許取得から20年以上もMT車に乗ってたので、感覚を取り戻すのは容易でした。

ただ、エンジンがとても元気イイのもあって、1速と2速ではギクシャクを押さえるのがとても難しかった(汗

3速と4速はともかくスムーズで扱い易く、不思議な感覚を伴い 走り易いんですね。

 

乗り心地はといえば、ガコガコとモロに路面の凹凸を拾うので、サスペンションが付いて無いのではと眉をしかめるほど粗いです。

路面が荒れてると、ボディがダメージ負うのではとビクビクするほど露骨に突き上げられます。

ハンドルフィールは物凄くクイックで、極太タイヤを履く事もあり 慣れるまで思ったように走らせるのに苦戦。

何というか、大きなゴーカートを押さえつけるがごとく格闘する感じ?

 

とはいえ、慣れて来るとコーナリングが面白くてしかたない印象に。

何というか、外側のタイヤの縁を頂点に、一筆書きでコーナーを鋭利に切り裂く、みたいな。

普通で考えたらオーバースピードかって感じで飛びこんでも、カーブをスッっと曲がってしまう。

そのスムーズさと回頭性の良さは、いろいろな車のハンドルを握らせてもらったけどピカイチじゃないかな?

 

久しぶりのMTを駆使し、カコ、カコ、スコ、スコっと小気味良く 「RX-7」 が箱根を走ります。

車窓は最高の紅葉、ロケーションは最高でした。

 

でもでも、シフトダウンすると、かなりの頻度で 「パン!」とバックファイヤーしちゃうんです、心臓に悪いー。

これは完調子ではなく、仕方ないと借りる時に言われた件、ちょっと残念。

 

レシプロエンジンだとシフトダウンのイメージができてるハズだけど、やっぱりロータリーエンジンの特性は変わってるのかな。

シフトのイメージ掴むのに少し時間を要しました。

にしても、安全が確認できる場所で少し強めにアクセルを踏んでみたのですが、ロータリーって凄いんですね。

脳みそと意識が後ろに取り残されるみたいに、あっという間に加速する!

それも、恐ろしくスムーズに。

これはレシプロエンジンでは経験したことが無い異質なもの。

なるほど、不用意にコーナーでアクセル開けないようにと注意を受けた理由も頷けます。

何処までも天井知らずで回転が伸びる怖さ、ロータリーエンジン 恐るべし。

 

途中、有料道路を通過するのに、料金所で窓を開けた。

そしたら、きもちいい排気音が入ってきた。

「おっ、このエンジン音って楽しいかも」 と、その後 お店に返すまで窓全開で走りましたw

 

ちょっとターボホイッスルと、ウェストゲートのバッシュー!!が大き過ぎる嫌いはあるけど アドレナリン出まくる音ですね。

 

後半はリズムに乗って車体を操れる感じになってきて、面白くて面白くて夢中でした。

う~む、ロータリーエンジンのファンって未だに沢山居るけど、その理由が少し判った気がしました。

 

所定のガソリンスタンドで満タンにして返すのですが、このスタンドが坂の途中にあり、給油場所もうねるデコボコがある。

「RX-7」 は車高が物凄く低い上に、派手なワイドエアロが付いてるから慎重にいかないと地面で擦ってしまうのでヒヤヒヤでした。

ハイオク満タンで、さぁ戻ろう。

 

1時間半の貸出時間に対し、1時間で戻って 追加料金無し。

楽しかったーww

 

残念な事に、ロータリーエンジンはコンディションを維持するのが難しく、大概は改造されてバランスを崩した車体が大半だと聞きました。

くわえて、この車体を運転した感じた 「古さ」 がやっぱりあって、旧車に分類されるべきかなっての、感じました。

 

これだけ面白いエンジン、なんとかマツダが信頼性を上げ、新しいシャシーを与え、新生ロータリーを出してくれればなぁと思ったり。

正直、今の自分にこれだけスパルタンで過激な車は所持したいとは思わない(手に負えない)けど、選択肢として存在する事には大きな意義がある気がして。

 

短い時間でしたが、内容の濃いレンタカーに 大満足した次第(^ ^v

 

さぁ、借りてた 「RX-7」を返却し、我が 「アクセラ」 で帰路へ。

!? ??????!

あ、アクセラが超上級な高級サルーンみたいに感じる(汗×5。

こんな感覚は初めて。

上質で濃密でスムーズな走りに感じ、如何に 「RX-7」 がスパルタンなピュアスポーツだったかを思い知らされます。

 

マツダの6ATは直結域がとても広く、パワーロスが少ないのと、反応が早い事が特徴とされてます。

でも、エンジンとタイヤを直結するMTから乗り換えると、かなりヌル~っと滑ってるのが露骨に判る。

う~ん、やっぱりMTは面白いし、効率いいんですね。

まぁ、エアクリーナー変えて、某添加剤入れてからディーゼルなのにスムーズで気持ち良く回る 「アクセラ」。

全然スポーツカーじゃないけど、今の自分にとっては ベストマッチなのかなって。

 

往路、復路とも 東名高速は クルコン使って 27km/L(軽油)以上をキープ、おサイフが嬉しい「アクセラ」 なのです。

富士山も頂に白いものが。

もう少し下まで白くなると、土と雪の比率がベストな 最高の景観になります。

 

自宅近くまで戻るも、時間が早いので関東マツダへと 久しぶりに足を伸ばしてみました。

気になる 「CX-30」 の、それも比較的レアなカラーを纏った展示車があるようなのでw

 

こちら、ソニックシルバー の 「CX-30」。

私の 「アクセラ」 と同じカラーで、かなり明るめなシルバーメタリックです。

たまに見掛ける色ですが、そこそこ程度の人気色なのかなぁ。

カラーとしては、結構イケてると思うのですが。

 

でもって、こちらがレアなチタニウムフラッシュマイカ の 「CX-30」。

日本車には珍しい色というか、ちょっと不思議系?

グレーというか、ブラウンというか、表現が難しい。

棒営業マン曰く、「ほとんど出ない超不人気色」 なのだそうで、実際に走ってるのほとんど見ない気が…。

以前、「デミオ」 で試乗車を借りた事があったのですが、個人的は悪く無い色だと思う。

だけど、何かチョイスするには微妙な色な気もして。

 

何故か今回、「CX-30」 の個性が強いデザインと、この色が意外にも合うような気がしてたのですが、実車を見ると 「悪く無い」かもw

 

もし 「アクセラ」 から買い換えるなら 「CX-30」 が使い方等も加味して最有力候補になるかな。

でも、個人的にクリーンディーゼルが 「イマイチ」 というか 「イマサン」程度なのが気になるのです。

「アクセラ」まで設定があったスポーティーでトルク出まくりの 2.2L版 クリーンディーゼルの設定が無い。

アレに乗ってしまうと、1.5L版や1.8L版は線が細くて、物足りない(影が薄い)。

 

来年、マツダから クリーンディーゼルのジェネレーション2(次世代)版がリリースされることが決まっている。

どんな内容になるかは不明だが、恐らく 「CX-30」 に何かしらの追加パワーソースがあるのでは、と睨んでいる。

SKYACTIVE-Xは世界初の新技術も、個人的に興味が薄く、買うほどの財源は持ち合わせてない(汗

タップリな財源が確保できてるワケもなく、気長に改良版「CX-30」が出るまで見守るのも アリ、ですw

 

たった一日で、マツダの過去から現在まで触れたような濃い一日でした。

たまにはこんな休日も、悪く無いものですね。