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小立野地区堤防改修事業竣工式&大日向区の花畑の風景

2021年07月04日 | 生坂村の報告
 4日(日)大安の午前11時から、国土交通省北陸整備局千曲川河川事務所と犀川直轄改修期成同盟会の主催により、小立野地区犀川堤防改修事業の竣工式が行われました。


 当村の小立野地区は、昭和58年9月の洪水時には、犀川の最大流量が観測史上最大で、数軒が床上浸水等の被害に遭いました。また、最大流量が二番目の平成18年7月には、上流ダムの特例操作により越水を免れた経過がある地区です。
 当村としては過去の災害を教訓に、私が村長になってからは、小立野地区の弱小堤の嵩上げを第一に要望をしてきまして、平成26年1月6日に策定された「信濃川水系河川整備計画」に小立野地区堤防整備を盛り込んでいただき今回の事業実施になりました。

▽ 最初に犀川直轄改修期成同盟会副会長の臥雲松本市長代理の前澤建設部長さんから開会のことばを述べていただき始まりました。


▽ 主催者側から、犀川直轄改修期成同盟会会長 宮澤安曇野市長さんから式辞を頂戴し、事業者側から千曲川河川事務所 齋藤所長さんからご挨拶をいただきました。




▽ 私は生坂村を代表させていただき、当村の犀川の日野橋から上流は、国の直轄区間であり、松本市と安曇野市にお世話になりながら2市1村で「犀川直轄改修期成同盟会」を組織して、毎年度、新潟市の北陸地方整備局、東京の国土交通省の関係各位と県選出国会議員の皆さんに要望活動をしてきまして、今回の小立野地区犀川堤防改修事業が竣工しましたことに感謝を申し上げ、防災・減災のハード・ソフト両面の対策は重要でありますので、引き続き千曲川河川事務所をはじめ関係各位のご指導、ご支援をお願い申し上げるなどの御礼の挨拶といたしました。


 公私ともに大変お忙しい中ご臨席賜りました、務台衆議院議員さん、下条衆議院議員さん、杉尾参議院議員さん、羽田参議院議員さん、長野県田下建設部長さん、太田村議会議長から、それぞれの立場からお祝いのことばをいただきました。












 国土交通省北陸整備局千曲川河川事務所 田口副所長さんから、既存堤防が堤防高及び断面ともに不足する暫定堤防を「洪水氾濫を未然に防ぐ対策」として、堤防整備区間L=900m、堤防は15m拡幅と2.5m嵩上げとなり、暫定堤防を完成堤化により浸水被害の解消を実現しましたなどの当事業の説明をしていただきました。


 平成25年9月4日には、務台衆議院議員さんの要請により、北陸地方整備局の当時の入江河川部長さん、宮武千曲川河川事務所長さんをはじめ職員の皆さんと、2市1村の関係者で犀川直轄改修期成同盟会の要望箇所の現地調査を行っていただきました。
 犀川直轄改修期成同盟会の毎年の要望活動に加え、この現地視察や関係各位の多くのお力添えにより、本日の竣工式が開催できましたことに重ねて感謝を申し上げます。


 昨年度の7月豪雨の時には、小立野地区の築堤工事はほぼ完成していましたので、犀川対岸の陸郷観測所の水位が氾濫危険水位を超えましたが、当小立野地区には初めて避難勧告を発令しないで済み、築堤工事の効果が身をもって感じたところです。
しかし、内水氾濫が起きそうになり消防団に出動していただき排水作業をしてもらいましたが、なかなか水位が下がらず、千曲川河川事務所に排水ポンプ車を要請させていただき、半日ほどで排水していただき難を逃れたことにも感謝する次第です。

▽ 来賓各位、犀川直轄改修期成同盟会、千曲川河川事務所、私などで、小立野地区犀川堤防改修事業が竣工できましたお祝いにテープカットを行いました。




 そして、昨今では地球温暖化などの影響によって台風の大型化やゲリラ豪雨の発生など、異常気象ともいえる状況が常態化しており、これまで以上に自然災害の発生が懸念されるところですので、小立野区に続き下生野区の犀川堤防改修事業が、予定通りに予算を確保していただき早期に整備が進みますことをお願いいたします。



 本日は、大変足元の悪い中お越しをいただきました来賓各位、地元の皆さん、関係各位に感謝を申し上げますとともに、会場の設営、準備、進行などお世話になった皆さんに御礼を申し上げます。




▽ 毎朝恒例の写真は、昨日撮影しました「地域ぐるみむらじゅう花ざかり事業の大日向区の花畑」の風景です。


 大日向区の花畑の風景