25日(水)は晴れたものの、午後は雷雨と雹に見舞われ大変な天気でした。
午前11時から砂防会館で全国治水砂防協会評議員会が行われました。大野理事長さんから、当協会の会長が21年ぶりに交代され、明日は森山会長のもとで初めての総会ですのでご協力をお願いされ、最近土砂災害が大変多い環境下にありまして、まずは予算をしっかり取って、国土強靱化に向けて頑張ってまいりたいことと、防災気象情報が、この6月からは線状降水帯の新たな情報が発令されることで、防災関係も複雑な色んなことを学んで対応しなければならないので、まさに市町村の仕事がどんどん増えていくことに他ならないことで、砂防協会としては会員であります市町村の皆様のために、そういったものに対応できる様に講習会を開いたり、情報を発信したりして、しっかりやってまいりますなどの挨拶をいただきました。
そして、富山県治水砂防協会長 田中南砺市長さんが議長として、議題は大野理事長さんから翌日の第86回通常総会に諮る、令和3年度事業報告・収支決算・公益目的支出計画実施報告、令和4年度事業計画・収支予算、役員改選の説明を受け協議をし、原案通り通常総会に附議することになりました。
議題審議の後、来賓としてご臨席いただいた三上砂防部長さんから、砂防協会の皆様にお世話になっていることに謝辞を述べられ、全国の砂防関係は、昨年度の補正として付いた5か年の加速化の強靱化予算を有効に活用しながら、16ヶ月予算という形で今年度の当初分も合わせながら、現場では執行させていただいており、この5か年の予算、その前の3か年の予算で、今までの規定分の予算よりもグンと上げ底をしていただき、現場での砂防関係の事業執行をしっかりと進めてまいります。また、6月は土砂災害防止月間であり、まさにこの時期は警戒避難の話をもう一度チェックをして、梅雨、台風をどの様に迎え撃つかという時期でありますし、昨年も避難指示を出して人的な被害を回避した例もあり、皆様と力を合わせながら人的な避難の回避の部分も努めてまいりたいなどとご挨拶をいただきました。
草野砂防計画課長さんから「砂防行政に係る最近の話題」と題して、防災・減災、国土強靱化のための5ヵ年加速化対策も活用した事前防災対策を完成年度の目標を持って計画的に実施するなどの「令和4年度予算決定概要と新規事項」、「無流水渓流対策に係る技術的留意事項(試行案)」「土砂・洪水氾濫により大きな被害のおそれのある流域の調査要領(案)(試行版)」、「盛土の総点検と災害防止に向けた緊急対策事業(概要)」、「宅地造成等規制法の一部を改正する法律案」、「土砂災害警戒区域等の指定状況」、「長野県茅野市のソフト対策の効果事例」、「事前の避難により難を逃れた事例」など詳細に説明していただきました。
続いて伊藤保全課長さんからも、令和3年は6年ぶりに1,000件を切った「近年と令和3年の土砂災害発生状況」、長野県辰野町などの「砂防施設が機能を発揮し被害を未然に防止」した効果事例、長野県岡谷市小田井沢川における土砂災害により4基の砂防堰堤等を整備した結果、長野市篠ノ井などの「令和3年度の災害関連緊急事業等の採択状況」、茅野市などの「令和4年度特定緊急砂防事業新規箇所」、「静岡県熱海市伊豆山で発生した土石流災害」、「逢初川水系逢初川 直轄砂防災害関連緊急事業の工事状況」、「全国の集落雪崩発生状況」、「紀伊山系直轄砂防事業 清水地区崩壊斜面対策工事 完成式」、「奈半利川水系直轄特定緊急砂防事業 完成式」、「斉藤国土交通大臣が六甲山系砂防堰堤工事を視察」、「令和4年 全国の土砂災害発生状況」など多岐にわたり説明していただきました。
午後4時45分には、環境省 副大臣 務台代議士と同席いただいた大臣官房 環境計画課長の松田さん達と「生坂村の脱炭素地域づくりに向けた計画策定方針」などについてお話しをさせていただきました。
村内の公共施設全般をまかなう再エネ設備について、村の自然環境や地域の実情に合った、多角的な手法を専門家からのご意見に基づき選択していきたいこと、村内の遊休荒廃地を活用した環境モデル地区を整備して、専門人材に計画づくりの補助を委託して、脱炭素先行区域へのエントリーを目指したいことなどを申し上げました。
下生坂上空からの風景
▽ 毎朝出勤前恒例の写真は、田植えが済んだ水田や青空が広がった下生坂上空からの風景を撮影しました。
その他生坂村では、保育園で誕生会・内科検診、小・中学校で尿検査二次、たんぽぽでしょうぎ教室、いくさか歩こう部、議会談話室、例月出納検査などが行われました。