1日(月)午前8時30分から村民会館講堂で、上條教育長の開式のことばにより、令和6年度の年度始め式及び辞令交付式を行いました。
▽ 私から、今年度は生坂村始まって以来最大の当初予算額になり、脱炭素先行地域づくり事業に約8億円、行政防災無線設備のデジタル化の約1億円など大型事業を行ってまいります。また第6次総合計画を根幹に「いくさか村づくり計画」を実施計画として「福祉の村づくり事業」「子育て支援事業」「産業振興事業」「地域活性化対策等事業」の重点事業の継続事業と新規事業を数多く実施してまいります。
福祉の村づくり事業では、帯状疱疹予防ワクチン接種とおたふくかぜワクチン接種の助成制度を新設し、新型コロナワクチン接種もインフルエンザ予防接種と同様に1,000円で接種できるようにし、今年度から第9期介護保険計画がスタートし、保険料の基準額を400円引き下げましたが、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な取り組みが重要ですので、健康福祉課と社会福祉協議会が連携して、村民の健康維持サポートや安心して暮らし続けられるようにし、健康寿命の延伸に結びつけたい考えております。
子育て支援事業では、小中一貫教育がスタートし、児童館、保育園、小・中学校にCoDMONの導入と早期運営により保護者との情報提供と共有を図り、保育園では、交流室に洗面台等の整備、保育士の増員による保育体制の強化とともに、児童館、小・中学校にエアコンを新設し、小学校に学級支援員の増員、中学校の特別支援教室への改修工事など、多様化するニーズに伴い将来を担う子ども達に、より良い教育環境を整備してまいります。
産業振興事業では、道の駅いくさかの郷が今月27日に5周年を迎え、今後も生産者組合の皆さんにより村内で生産した安全・安心な農産物の販売や地元産の食材を使った料理を提供し、地産地消と6次産業化を推奨し、農業振興、観光振興等を進め、村民の所得向上を図るとともに、最適土地利用総合対策を活用し、地域ぐるみの話し合いにより地域計画の策定を進め、各地区の特色を活かした生坂スタイルの営農パターンを構築し、いくさかマル得商品券はプレミアム率50%を継続し、村民生活の一助と商工業者を育成して、経済の活性化を目指します。
地域活性化対策等事業では、脱炭素先行地域づくり事業として、太陽光と蓄電池設置のPPA事業、省エネ機器等導入の補助、木質バイオマスストーブの購入補助、森林整備など多くの事業により、ゼロカーボンに向けて取り組み、村民生活とレジリエンスの向上を図るとともに、申請書に記入せず各種証明書の発行手続きができる「書かない窓口」により利便性の向上を進め、防災士の養成、防災行政無線設備のデジタル化の更新工事、自主防災組織との連携などにより、災害に強い村づくりによる安全で安心な生活を確保してまいります。
今年度も多くの重点事業を行うとともに、村民の皆さんと更なる協働による村づくりの継続により、様々な課題は尽きませんが、今後も生坂村、村民の皆さんのために多くの事業を行いますので、新規職員各位をフォローしながら、健康に留意して、お互いに助け合い、お互いに切磋琢磨して働いていただきたいなどと挨拶を申し上げました。
▽ 次に私から、4名の新規採用職員に辞令交付をし、それぞれ自己紹介をしていただき、代表者に宣誓書を朗読してもらいました。
▽ 次に村長部局の人事異動関係、長野県との人事交流で来られた加藤主事に自己紹介をしていただき、昇格した職員、新規会計年度任用職員に辞令を交付しました。
▽ 教育委員会部局も、上條教育長が任命、昇格した職員、新規会計年度任用職員にそれぞれ辞令を交付しました。
▽ 新規のいくさか大好き隊員(地域おこし協力隊員と集落支援員)3名にそれぞれ辞令交付をしました。
▽ 最後に各部署の事務連絡をした後、牛越副村長の閉会のことばで終了しました。
職員各位、いくさか大好き隊員各位、関係各位には、自ら率先垂範し切磋琢磨して、生坂村の活性化、人口減少・少子高齢化、DX、GX、防災・減災などの課題解決に向けて、今年度も生坂村民の皆さんのためにそれぞれの仕事に励んでいただきますようお願いいたします。