28日(日)は朝霧が晴れて青空が広がり、朝晩は強く冷え込み、昼間も空気は冷たい体感でした。
午前9時30分から、松本広域消防局明科消防署・生坂村消防団中継送水合同訓練が開催されました。
今年2月に発生した下の田集落の火災のように、当村では中継送水が要求されることが多いことから、その技術の基本について知能と技術を習得するとともに、緊急時の防災体制に万全を期すことを目的として実施されました。
開会式では寺島消防団長から、今回の講習会で消防団員全員に中継送水のポンプ取り扱い方を習得していただき、これから火災の発生が危惧されますから、団員各位が迅速に的確に消火活動ができるようにしていただきたいなどと挨拶を述べられました。
私からは、団員各位の参集と日頃の消防活動、明科消防署の参加に対して謝辞を述べ、山あいの当村では中継送水は重要でありますので、今回の訓練会で技術のレベルアップを図っていただき、引き続き村民の皆さんの安全安心な生活を守っていただきたいなどと挨拶させていただきました。
開会式後に明科消防署平林署長から中継送水の方法と考え方について、ポンプの性能やポンプ操作方法の注意点などを詳しく教えていただきました。
団員各位は計画通りの配置に着き、小型ポンプにはコワレンゾーと二股の放口を付けて、ポンプに加わる過大圧力を検知し、安全弁によって圧力変動を開放したり、送水口で調整したりして、ポンプとホースを守って順調に送水していました。
今回の中継送水合同訓練にあたり、水利から火点まで各分団と明科消防署の連携により、中継送水が予定通り実施できましたことに感謝を申し上げます。
生坂村消防団としては、火災の対応は勿論ですが、豪雨による土砂災害や浸水被害対応など、消防団活動も多岐に渡っており、日頃の訓練を通して有事の際に対応できる技術の習得により、地域防災力の強化、災害に強い村づくりにご尽力いただきますようお願いいたします。
閉会式では明科消防署平林署長から、団員の皆さんの操作で中継送水訓練が予定通りでき、生坂村の様な山間地では必要な訓練ですし、実火災の時には、生坂村消防団と連携して消火活動をしなければなりませんので、今回の中継送水技術を習得していただきたいなどと講評をいただきました。
本日参加していただいた消防団員各位、明科消防署の皆さん、消防委員長など関係者に御礼を申し上げます。
▽ 毎朝恒例の風景は、高津屋森林公園に行き、朝霧が深く立ち込めている上空からの風景を撮影しました。
高津屋森林公園上空からの風景