信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

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令和6年度総合防災訓練&上生坂上空からの風景

2024年09月08日 | 生坂村の取組
 9月8日(日)は午前中日差しが届き昼間はジメジメとした体感でしたが、午後は雲が多くなり夜半に雨が降りました。
 午前6時30分に、震度6弱の大地震を想定し、緊急配備態勢により職員を参集して相貌防災訓練が始まりました。

 7時には、防災行政無線で訓練の開始を放送し、私から、参集した太田議長、消防団員各位、職位各位などに対し、総合防災訓練と医療救護訓練の参集に謝辞を申し上げ、今年元旦の能登半島地震、先月の宮崎県と神奈川県の大地震の発生を鑑み、当村は糸魚川静岡構造線断層帯の上に位置し、いつ何時大地震に見舞われるか分からない状況下、今回の訓練で適時的確に活動し、消防団、自主防災組織等と連携をして、被害を最小限に食い止めるためにしっかりと緊張感を持って訓練を行っていただきたいなどの挨拶を申し上げました。

上生坂上空からの風景


 今回の訓練は村内全域に「緊急安全確保」を発令して、全区で避難訓練を実施するとともに、負傷者が出たことを想定した医療救護訓練を実施しました。
  7時00分、役場に災害警戒本部を設置し、太田議長、消防団本部、職員各位などに対し、私(本部長)から上記の挨拶をして、藤澤総務課長から訓練内容を周知しました。

 今回の総合防災訓練は、生坂村地域防災計画に基づき、生坂村を襲う地震・風水害などあらゆる災害に備え、地域住民、村及び防災関係機関が連携・協力し、災害発生時に即応できる体制を確立するとともに、広く防災意識の普及高揚を図り、地域防災力の向上に資するために実施しました。

  直ぐに第1回の災害警戒本部会議を開き、総務課には、全村へ『緊急安全確保』の発令の指示と、消防団へ自主防災組織と連携し、避難所の運営補助と村内を巡回し、被災状況と負傷者を確認するよう指示しました。

 住民課には、各区災害対策本部の設置及び避難所の開設と被害状況収集の依頼を指示し、併せて避難所への職員派遣を指示し、振興課には、村内道路等の情報収集を指示しました。

 健康福祉課には、医療救護所の設置及び安曇野赤十字病院への派遣依頼を指示し、教育委員会には、教育施設の被災状況の確認及び施設の休園・休校判断の指示をしました。

 そして、村の災害警戒本部に加え、各区の自主防災組織でも対策本部を設置していただき、消防車に搭載している無線機、衛星携帯電話等による被害想定の伝達訓練と各避難所に何名が避難して、何名が在宅かなどの村民全員の安否確認を行っていただきました。
 
 医療救護所では、山口内科と安曇野赤十字病院に医療救護の要請をし、社会福祉協議会へは、災害ボランティアの要請をし、各自主防災組織から災害対策本部へ負傷者等を健康管理センターに搬送した連絡をいただき、医療救護所で各区の負傷者を受け入れて、トリアージ訓練を実施しました。また、昭津地区へ安曇野赤十字病院救護班を派遣し、救急搬送訓練も実施しました。

 自主防災組織では、全区災害対策本部の設置及び役員の参集、区内の家屋の倒壊被害確認、各区避難所開設準備、緊急安全確保発令により住民は避難開始。(避難の際に黄色の旗を立てておく)

 区は消防団と連携して、避難誘導及び避難確認を実施、常会長は消防団と連携して、常会内の被災状況・避難状況を区長に報告する。区長は自区の避難状況・被災状況・負傷者数を役場に報告する。(Mee Pet)(各区でまとまり次第、8時20分までに随時報告)

 消防団は、消防本部からの指示で、各部は各区の対策本部へ行き、自主防災会長(区長)と協力し活動を行う。
 ※現場では、自主防災会長と連携しながら避難所開設と避難誘導を実施するが、火災や災害に備えて積載車両には必ず1名残して無線を取れる状態にする。

 緊急安全確保発令により、自主防災組織(区)と連携して避難誘導及び避難援助を実施しながら、積載車両に備え付けの広報用器材で緊急安全確保が発令したことを周知する。

 各防災組織と医療救護所からの情報を受け、第2回災害警戒本部会議を開催し、第1回災害対策本部会議で決定した事項の確認をし、家屋の倒壊による救助を松本広域消防局へ依頼が済み、土砂崩落の対応も関係機関に依頼が済んだことを確認し、被害の大きさから、私から自衛隊へ配給依頼を長野県知事に要請しました。

 その後も様々な訓練を行いながら、第3回災害対策本部会議を開き、全村へ『緊急安全確保解除』を発令して、消防団待機解除、避難所の閉鎖を決定・周知、医療救護所の閉鎖を決定・周知してました。

 最後に私から、本日は早朝より令和6年度総合防災訓練及び医療救護訓練にご参加いただきありがとうございました。今回は震度6弱の地震が発生したことを想定に、コロナ禍前の様に全村民を対象に訓練を行っていただきました。
地震発生時は、迅速に自分の身を守り、家族や近隣の方々の安否を確認することが重要だとも言われています。その点では、今回の訓練は、1週間延期したこともあり、参加者がコロナ禍前より少なく、自宅待機等区民の皆さんの所在の確認が出来ていない区があり、今後の反省点だと感じました。
この後、防災士の講習と反省会がありますので、皆さんで今回の防災訓練でスムーズにいった点、改善をしなければいけない点などを確認していただければと思います。

 行政としましては、脱炭素先行地域づくりにより、更にレジリエンスの強化を図り、災害に強い村づくりに取り組んでまいりますので、引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げまして、御礼の挨拶とさせていただき、総合防災訓練を終了しました。

 上生坂区は7つの避難所がありましたが、区長はじめ役員の皆さんがB&G海洋センターに避難し、伝達訓練、段ボールベッドと簡易テントの組立等しているところです。


 総合防災訓練終了後、瀧澤区長を中心に反省会を開き、防災士の高野さんと地区担当職員の松本係長から防災の講習をしていただいた様子です。



 総合防災訓練の実施に当たり、参加された避難者571名(自宅待機と外出者を除く)、消防団員39名、職員及びいくさか大好き隊員も参加いただきました。
 自主防災組織会長の区長各位はじめ役員の皆さん、村民の皆さん、安曇野赤十字病院救護班の皆さん、議員各位、消防団員各位など多くの関係者に御礼を申し上げます。


△▽ 毎朝恒例の写真と動画は、朝が早かったので、先日撮り溜めしておいた、朝霧の間から朝日が差してきた上生坂上空からの風景です。


 その他生坂村では、消防団中継送水訓練、B&Gプール最終営業日などが行われました。



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