TANNOY IIILZ in Cabinetを聴きだして約6ヶ月が過ぎようとしています。その間色々アンプコード類を変更したが、
Belden STUDIO718EXとTEAC MA-7とTANNOY IIILZ in Cabinetとの相性が意外と良さそうである。
只、スピーカーカーブルが意外と太く、接続には苦労する、何か良い手は何のですかね?
こうして聴くとやはり小編成の曲は718に変更し低音が増したせいか、TANNOY IIILZ in Cabinetのレベルも少し抑え気味し聴いても
ヴァイオリンのユニゾンは当にゾクゾク感じるときがある。
先日いい加減に接続していたので、今日はスピーカー接続部のメンテナンス、?簡単に言えば清掃をしてみました。
アルコールでホコリ等を良く清掃して接点復活剤をコード、ジャックとも別に塗布する。
気分的には少しは音が良くなった気がする?殆ど病気の世界ですネ!TEAC MA-7との相性はむしろクワードのアンプより優れものかも知れない。
前にもブログで紹介はしてますが小編成のサウンドを聴くには、この程度の音で良いと思う
以前筆者はフェログラフS-1を長年苦労の連続で聴いていたが、疑問はスリーウエィなのにソリストが中央にフアっと浮かび上がる感じが凄かった
最近やっとエージングがされたのか?音のバランスはIIILZが勝るように思える。当に燻銀のいわれかがわかる?
最近感じるのはIIILZの得意はピリオド奏法よりモダン演奏のが真価を発揮するのかも知れない?古い演奏者が良く鳴るのが嬉しい。ローラ・ボベスコ等は実に良い。
相変わらずJ.S.バッハの演奏を聴く事が多い、フライブルク・バロック・オーケストラの演奏等も実に良く聴こえます。
ドイツのゲッティンゲン生まれのアンドレアス・シュタイアー(Andreas Staier)ハノーファーとアムステルダムでピアノとチェンバロを学び、
1983年から86年までムジカ・アンティクヮ・ケルンのチェンバロ奏者として活躍した。
その後ソロ活動に専念、フォルテピアノとチェンバロのスペシャリストとして国際的に活躍している。
「バックハウスやケンプ以来の、ドイツ音楽を代弁するピアニスト」と賞され、彼の大いなる才能が注目された。
ソロ活動に加えて、リート伴奏、室内楽奏者としても、クリストフ・プレガルディエン、アンナー・ビルスマ、
ペドロ・メメルスドルフ、ジャン=ギアン・ケラス、ライナー・クスマウルらと定期的に共演している。
また、ラ・ロック・ダンテロン、サント、モントルー、グラーツなど多くの音楽祭への参加など、幅広い活動を続けている。
以前ブリグに記載した、「J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲」ほか、
最近ではハルモニア・ムンディにて古楽からロマン派の作品まで幅広く精力的に録音活動を行っているようです・
Harpsichord Concertos Nos.1-7 : Staier(Cemb)/ Freiburg Braoque Orchestra
聴き手を不思議な感興のうねりへと連れ去るマジカルな気配が濃厚に立ちこめる。
緩徐楽章でつくため息も深く、情感の増幅にも事欠かない。
シュタイアーが満を持したこの録音、隅から隅まで、本当に愉しみが尽きない。
この様な比較的小編成のアンサンブルは今の組み合わせでやっと落ち着いて聴けるまでになった。
J.S. Bach Harpsichord Concerto in D minor BWV 1052, Andreas Staier
シュタイアーがバッハのチェンバロ協奏曲集です、オーケストラは古楽器オーケストラの雄、
フライブルク・バロック・オーケストラという最高の布陣。
ペトラ・ミュレヤンスがリーダーとなってのレコーディングです。
ライプツィヒ大学の学生を中心とした楽団「コレギウム・ムジクム」の指揮者として招かれたバッハは、
コーヒー店や市郊外の庭園などでコンサートを開いていました。
この折の重要なレパートリーとなったのがチェンバロ協奏曲でした。
原作が存在する作品は、すべてヴァイオリンをソロとした協奏曲が原曲となっておりますが、
ピアノ協奏曲の充実した先駆者的な存在として今なお大きな魅力をもっています。
全篇をとおしてシュタイアーのソロがとにかく際立っています。さらにオーケストラとのアンサンブルも見事。
シュタイアーとオーケストラが常に最高のバランスで聴こえてきます。
シュタイアーが時折混ぜ込んでくる刺激的かつ超絶技巧のパッセージに圧倒されます。
期待を裏切らないバッハのチェンバロ協奏曲集です!
J.S. Bach Harpsichord Concerto in D major BWV 1054, Andreas Staier
勿論ヴァイオリンよる協奏曲 の演奏も安定感があり安心して聴ける
【収録情報】
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集
Disc1
● 協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052
● 協奏曲第2番ホ長調 BWV.1053
● 協奏曲第7番ト短調 BWV.1058
Disc2
● 協奏曲第3番ニ長調 BWV.1054
● 協奏曲第4番イ長調 BWV.1055
● 協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056
● 協奏曲第6番ヘ長調 BWV.1057
アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)
使用楽器:アンソニー・サイディ&フレデリク・バル製作、パリ、2004年(ヒエロニムス・アルブレヒト・ハース、ハンブルク、1734年製モデル)
フライブルク・バロック・オーケストラ
ペトラ・ミュレヤンス(ディレクション&ヴァイオリン)
録音時期:2013年7月
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
1987年に発足したフライブルク・バロック・オーケストラは、現在ゴルツとミュレヤンスという
2人の芸術監督や優れた客演指揮者のもと、室内楽オーケストラからオペラのオーケストラまで
さまざまな編成で年間約100回の演奏を行ない、高い人気を博している。
また、自主運営のアンサンブルがフライブルクのコンサートホール、シュトゥットガルトのリーダーハレ、
ベルリンのフィルハーモニーでの定期公演のほか、世界中へ公演旅行を行なっている。
メンバーたちはオーケストラ活動だけでなく高い技術を要するソロ・コンサートも行なっており、
教養と熱意にあふれるアンサンブル演奏はこのオーケストラのトレードマークとして知られるようになった。
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)、アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ、フォルテピアノ)、
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)、ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
といった優れたアーティストと常に共演をし、ハルモニア・ムンディフランスと提携している。
筆者も良く聞くバッハのヴァイオリン曲に、ヴァイオリンよる協奏曲を3曲残しており、
ここではそれに加えてチェンバロ協奏曲から編曲した合計4曲が収録されています。
第1番の協奏曲は威厳に満ちた音楽で宗教曲のような崇高さを感じられる曲。
第2番は対照的に明るい曲調で愉しさに溢れています。
そして2つのヴァイオリンのための協奏曲は、
対位法を駆使した2つのヴァイオリンと合奏の3者の掛け合いが魅力的な作品です。
フライブルク・バロック・オーケストラの演奏は、
バッハの溌剌としたリズムや楽器間の精緻なアンサンブルが見事で、
特に緩徐楽章は、伸び伸びと表現され軽やかに愉しげに演奏されています。
フライブルク・バロック・オーケストラのヴァイオリンの名手たちの鮮やかな技巧が冴え、
バッハの音楽と向き合った充実した演奏が聴けます。ある程度満足できました、ブラボー!