伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

A Day In The Lifeはビートルズの1967年の名盤『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のラストを飾る名曲だ。

2021年09月03日 | クラシック音楽・オーディオ

1967年の名盤ザ・ビートルズ、「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」50年後のハイレゾ版の試聴する。

『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』 は、イギリスにおいて1967年6月1日に発売されたビートルズ後期の8作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム。当時の英国盤はモノラル盤とステレオ盤の2種類が発売された。1967年のグラミー賞でも最優秀アルバム賞ほか4部門を獲得した。
アルバムを架空のブラス・バンド「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のショーに仕立てるコンセプトから、「世界初のコンセプト・アルバム」といわれています。もちろん、これについては諸説あるので、そのような通説があります。



アルバム発売50周年にあたる2017年、ついにハイレゾ版が配信開始となりました。もちろん、ビートルズ初のハイレゾ音源。発売からは過ぎたようだが、久しぶりに音質も良いとされるサージェント・ペパーズを購入する、個人的に大変興味深く好きな「Day in the Life」をじっくり聴きたかったことが目的でした。

本作はビートルズ中期の実験的なサウンドの集大成ともいわれますし、実際、時代はサイケデリックなムーブメントの真っ最中でした。しかし、色鮮やかな絵の具もすべて混ぜれば真っ黒になってしまうように、ただサイケデリックというには、何やらどす黒いものがうごめいているような感じもするのですが。



当時は「サージェント・ペパーズ」は、カラフルが行き過ぎて、真っ黒に感じる瞬間さえある。まぎれもない傑作であることは、20代前半の自分にもおぼろげながらわかりましたが、しかし第一印象となると「怖い」感性に変化する。
1968年にビートルズはシンプルなバンドサウンドに回帰した(と、されてる)その後有名は「The Beatles」を発表しますが、白一色のアルバムジャケットから「ホワイト・アルバム」と呼ばれているのは、何やら示唆的にも思えます。

此れは筆者の主観ですが、ビートルズを聴くには何といってもエンクロージャーは英国のユニットがお似合いであり何故か共感し納得する、勿論10吋のTANNOYで聴くことも良いが、若干ボリュームを大きくしてLS3/5Aでアンプは真空管の6CA7管を接続で相性も大変良く、しかもハイレゾ版は充実したビートルズを楽しむ音も其れなりに納得してしまう。
柏のショップで試聴した、KEFらの最新のLS50はデバイスを選ばないとも言われ中音域のカラレーションを削減し、非常に深く細やかなサウンドを実現すると言われる、使用アンプはDENONで駆動していた、確かにハイレゾ音源との対応も良かった。最新のKEFの音と言われ興味は付きない、今流行りのハイレゾと一度はLS3/5Aと比べて試聴したいと思う・・・。
音質の傾向としては古いタイプの演奏は真空管アンプとの相性もありLS3/5Aで聴くことがアビーロードスタジオでの音がビートルズらしい演奏と思える。

筆者が思うに好みの音楽は意外と古い演奏を好んで聴く場合が多いのは何方が良いのか大変悩み深い問題のようである。最近LS50を販売店で試聴したが細やかな音の違いもリアルに再現し音全体のバランスも良いが、自宅での音が勝るようにも思うがでも実際には聴き比べてみないと明らかには出来ない。

当時の電器ギター用のアンプ等は勿論真空管を駆使したリバプールサウンドがお似合いであるようにも感じる、真空管も当時英国産のEL34のMullard管で聴きたい所ではあるが、現在Mullardはロシア管のレプリカ品以外の本物は中古品市場を探しても良い物を調達する以外無いのかもしれないしれない。
話せば尽きない古い英国独特の音なのであろう、真空管での特徴の違いが出るパワーアンプはやはり手放せない聴きである。



英DECCAの電蓄デコラにも使われ明瞭で骨太な音が特徴の6CA7/EL34。英国製といってもVALVO、Phillips等もあるがMullard Philips(EL34/6CA7)特に有名で一度は聴いてみたい管でもある。だが当面は松下製6CA7で聞き続ける・・・

今回は「サージェント・ペパーズ」当時購入のLPレコードはくり返し聴くことはないと思っていたので今まで買わずにいたのですが、ついうっかり魔が差したというかポチしてしまった。CD2の「ストロベリーフィールズ」のテイク違いが何通りかが聴けるのですが、これがすばらしい。ジョン・レノンの生の声が、リアルに伝わってきて感動的。



アルバムに収録された凝りに凝ったバージョンよりもストレートに聴く者の心に、何かが刺さってくる感じ。「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」もビートルズの曲づくりの秘密が窺い知れて面白い。中間部は、ピアノのインストで演奏されるのですが思いのほかポールお得意のボードビル調なのがわかって興味深かった。

昔、「レット・イット・ビー」のネイキッドというのが出たことがありましたが(あまりネイキッド感は無かった・・・)、この別テイクの録音を聴いているとサージャントのネイキッドという感じがしてくる。資料的な価値というよりも、ただ繰り返し聴きたくなるようなCDでした。

50周年記念だから豪華にしたいというのは仕方ないのかもしれないのですが、もうちょっとコンパクトな装丁でまとめて欲しかった。後はただ此れは、やっぱり買って良かったと思う他はない。







上記の「A Day In The Life」を聴き思うは、又バッハの音楽に崇拝の念と憧れを感じることに感じる。The Be0atles – A Day In The Lifeはビートルズの1967年の名盤『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のラストを飾る名曲だ。


ポール・マッカートニーにとっては、子供の頃に、この聖堂の聖歌隊オーディションに落ちてしまったという少し苦い思い出がある場所です(スターになった後、この聖堂で大々的に公演を行ったので、リベンジ成功といったところでしょうか)今思えば一度The Beatlesの聖地イギリスに尋ねたかったと思う。

この曲を聴き、バッハのカンタータへの思い入れが徐々に強くなったようです。



では、この『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』とは、一体どういう作品なのだろうか。一般的に、本作は“世界初のコンセプト・アルバム”といわれている。

このコンセプトはポールが発案したといわれてり、アルバム全体を架空のブラス・バンドであるサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドのショウに仕立てるというものだった。

冒頭の「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」から始まり、ラストの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の前に、「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のリプライズを配するところなどは、たしかにコンセプチュアルな印象を受けるだろう。サイケデリック時代らしいバラエティに富んだ楽曲がずらっと並べられ、それらの一曲一曲が非常に凝った作りになっている。



「The Making of Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band」
 01. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (02:02)
 02. With a Little Help from My Friends (02:44)
 03. Lucy in the Sky With Diamonds (03:28)
 04. Getting Better (02:47)
 05. Fixing a Hole (02:36)
 06. She's Leaving Home (03:35)
 07. Being for the Benefit of Mr. Kite! (02:37)
 08. Within You Without You (05:05)
 09. When I'm Sixty-Four (02:37)
 10. Lovely Rita (02:42)
 11. Good Morning Good Morning (02:41)
 12. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) (01:18)
 13. Day in the Life (05:33)

ジョンが書いた曲の中間部にポールの書いた全然別の曲を挟み込んだ構成で、シンセではない本物のオーケストラが導入され、その音がまた何重にも重ねられたり、途中でテンポやリズムがコロコロ変わったり、目覚まし時計が鳴ったりと、遊び心や実験が満載なのだけど、この曲に関してはそれらすべてが見事にハマって成功しているように思う。



レノン&マッカートニーの意図するところははわからないけれど、わたしの想像ではそんなに深い意味の無い歌詞をいくつか組み合わせただけのように思える。
ビートルズ A DAY IN THE LIFE は二つの曲を変調して一つの曲に、鳥肌ものの感動を味わった革命的作品それにオケが入り正にバッハのカンタータの世界を除くような感じにさせる「A Day In The Life」の曲には驚きである。改めて感ずることは筆者のバッハのカンタータを聴くキッカケを与えた曲でもある。

「A Day In The Life」は「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」や「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」、「ホエン・アイム・シックスティー・フォー」といったビートル・クラシックともいえる親しみやすい名曲がある一方で、バロック風のハープシコードとソリッドなギターの組合せによるアレンジがユニークな「フィクシング・ア・ホール」、おもちゃ箱をひっくり返したように賑やかな「ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト」、ジョージのインド趣味が全開した「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー」、ニワトリの声やブラス・セクションなどを取り入れて追い立てられるような印象を受ける「グッド・モーニング・グッド・モーニング」など、異色のナンバーがずらりと並んでいる。

これらは、その前の『ラバー・ソウル』や『リボルバー』で培ってきた楽曲作りやアレンジの集大成でもあり、コンセプト・アルバムというひとつの大きな枠組みで重要な役割を担っているのだ。
その後「ホワイトアルバム」と続く2枚組アルバム、魅力タップリの興味深いアルバムでした。その後「アビーロード」と締め括り解散へと。最大の特徴は彼らの曲はアルバム毎にターニングポイントがあり表情の変化が興味深い。



また、本作のラストを飾る「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」にいたっては、美しく繊細なメロディーで始まりながらも、壮絶なサイケデリック・ワールドへと発展するスケールの大きなナンバーで、アルバム最大の聴きどころとなっている。

たしかに『ラバー・ソウル』や『リボルバー』には名曲が多数存在するが、アルバムとして通して聴くのであれば『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の全体の構成力にはかなわない。それが本作を名盤として賞賛される理由のひとつなのだろう。
改めてビートルズ の今も強く残っている事に驚く、やはりビートルズ は青春そのものです。ブラボー!

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