その季節(時期)になると
その時に必要な願いが
込められている
昔からの習慣。
中秋節も
そのひとつではないかと思います。
2024年の中秋節は9月17日!
8月の台湾でも
街中は
中秋節ムードでした!
いろいろな月餅を見かけました!
こういうものが
しっかりと残っていて
季節を感じることができるのは
良いですね!
ーー
我が家では
今年も
自作できそうもありませんが
早速買ってきたので
それで楽しみたいと思います!
参考までに
alachainaさまより
中国の中秋祭りは旧暦の8月15日で、新暦の9月、10月頃です。2015年の中秋節は新暦の9月27日で、26日と27日の連休があります。
中秋節は春節に次いで中国第二番目の伝統的な祝日です。中秋節の丸い月は団欒を象徴し、この祭りは「団欒節」とも呼ばれています。毎年、中秋節になると、人々は各地から家に帰り、家族と一緒に団欒の食事をします。
中秋節を祝う習慣は3000年余の歴史があり、古代の月祭りまで遡ることができます。
月餅を食べながら、月見をするのは風俗です。地方により、月を祭る、カボチャ、タニシを食べる習慣もあります。中秋節に親友の間に月餅を送ることも流行って、お互いに祝福の意を表します。
風俗・習慣
昔から中国では、中秋節に月を祭る風習があります。文献によれば、周の時代から歴代の帝王が「春分に太陽を祭り、夏至に大地を祭り、秋分に月を祭り、冬至に空を祭る」という習俗があったようです。それぞれの祭祀を行った場所(祭壇)は、「日壇」「地壇」「月壇」「天壇」と呼ばれ、東西南北四方に位置されていたようです。北京市にある月壇は明、清両代の皇帝が月神を祀ったところです。時代を経るとともにこのような風習は宮廷や貴族で行われるだけでなく、民間でも取り入れられるようになりました。
月見
月見は、月を祭る行事から始まった風習とされています。かつての厳粛な祭祀行事は、今日ではすでに気楽な娯楽に変わっていきました。民間で中秋節でのお月見が始まったのは、魏、晋の時代ですが、その時にはまだ習俗として定着していませんでした。唐の時代になると、お月見は流行ってきて、多くの月を詠じた感動深い名詩句が残されました。宋の時代には、お月見を中心とする中秋節が定着し、正式に「中秋節」と決まりました。宋の詩人は唐人と違って、月には曇った時、晴れた時、欠ける時、丸い時などがあることから、人間には悲しみ、喜び、別れ、めぐり合いなどがあることを連想して、完全無欠な事はこの世にはないという悲しい感情を詠じた詩歌をよく創ったようです。宋の仲秋夜は眠れぬ夜とされ、夜の市は空前の盛況を呈し、月見の宴は翌朝まで続くようです。
民間で行われる月祭り
古代には「秋暮夕月」の習俗がありました。夕月は月の神様を祭るということです。大きい香炉を設けて、月餅、スイカ、リンゴ、ナツメ、スモモ、ブドウなどの供物を用意します。その中でも、月餅とスイカは欠かすことはできません。スイカは蓮の花の形に切ります。月の下に、月の神仏の像を月の方向に置いて、赤い蝋燭を灯して、家族みんなで順次に月を祭ってから、家主の妻が全員分(旅人を含む)の丸い月餅を均等に切ります。
月餅を食べる
月餅は団円(円満)を象徴し、中秋節に必ず食べなければならないものです。中秋節の夜、月餅の他に、スイカなどの果物を食べ、家族の幸福を祈ります。
端午節の粽、元宵節の元宵と同じように、中秋節に月餅を食べることは伝統的な習俗です。昔から、月餅は形が円型で、団円を象徴し、一家団欒という人々の願いを表しています。
兎児爺
兎児爺(トゥルイエ)は、およそ明末に端を発し、もともとは月を祭る泥人形であったものが、清の時代から次第に子供の玩具となりました。甲冑を身にまとい幟をさしているものや、昔のお役人の衣装を着て傘を差しているものがあります。麒麟やトラに乗ったり座ったりしているのもあるそうです。また、坊主頭の先生、靴縫い、ワンタン売り、茶湯売りなどの人物型の兎児爺もあります。
かつて、北京市の東四牌楼の辺には手作りの兎児爺を販売する露店がありました。民間の職人たちの発想によって、兎児爺は人間味が加えられ、格好がすでに人と同じになりました。造形は兎頭人身で、玉棒を手にしています。その後、戯曲角色型の兎児爺が創り出されてきました。その造形はよろいかぶとを着て、獅子や象などの猛獣、あるいはクジャクや鶴などの鳥に跨っています。
提灯(灯篭)を観賞する
中秋節にはたくさんの恒例のゲームや活動が行われます。なかでも、欠かせない娯楽は灯篭会です。中秋節は、中国三大灯篭祭りに数えられます。元宵節に行われる大型灯篭会のような大掛かりなものではなく、中秋節の提灯は主に小さい子供たちが遊ぶおもちゃを、家に飾ることが多いそうです。中秋節に提灯を楽しむ風習は主に中国南部にあります。胡麻提灯、卵提灯、花提灯、稲藁提灯、鱗提灯、もみ殻提灯、瓜種提灯、鳥獣や花木の造形など色鮮やかな提灯が秋深まる夜の空を演出して、見物人からの絶賛を博します。
広州、香港などの地域で流行っていた中秋節のゲームは「竪中秋」(「樹中秋」ともいう)です。子供たちは親に手伝ってもらいながら竹で兎や果物の形に提灯を作り、紐で竹竿に固定させて、屋根やベランダに立てます。「一番高く、数多く、鮮やかなのが勝ち」ということで、皆は中秋の夕方に提灯の中の蝋燭を点し、屋敷の高いところにつけます。そうすると、街中が提灯の海になり、銀河に匹敵するくらい輝かしくなります。また、天灯(孔明灯)を飛ばす風習もあります。天灯は大型の紙袋を提灯の形に固定する構造になっています。底部の紙に固定した蝋燭を燃焼させることにより、紙袋内の空気が加熱され、天灯を上昇させます。夜空へ舞い上がった天灯に祈ると、願いが叶えるそうです。其の他、子供たちが紙で作った手提げ提灯を手に持って、街中を歩いて遊ぶ風景も見えます。
柚子灯
広西省南寧には、紙製の提灯以外にも、柚子提灯や、カボチャ提灯、蜜柑提灯などといった素朴な子供の遊ぶ提灯があります。柚子提灯というのは、柚子の中身を出して、皮に模様を刻み、真中に蝋燭を入れ提灯にするものです。カボチャ提灯や蜜柑提灯も同じ手法で作られます。作り方が簡単なので、とても人気があります。作りあがった柚子提灯を川に流されるゲームも流行っているそうです。
火龍の舞
火龍の舞は、中秋節に香港の代表的な伝統行事です。毎年旧暦8月14日夜から香港市内中心部に位置する銅鑼湾タイハン(大坑)地区では、三日間連続で火龍の舞が演じられます。この火龍は長さ70メートル余りにのぼり、火花を散らした花火を背に沢山刺した龍が、大きな銅鑼と太鼓の音に合わせて駆け抜けて行くさまは圧巻です。