「刮痧(かっさ)」
最近は、日本でもかわいらしいかっさプレートが売られていますね。
「刮痧(かっさ)」は中国の伝統的な治療法の一つで、何千年もの歴史があるものです。
私もいくつかの刮痧用具を持っています。
売られている刮痧には、たくさんの種類があり、素材、形は様々です。
使用目的によって、使うものを選びます。
例えば、
素材は、「水牛の角」を使うと清涼止血,清熱解毒の効能がありますし
形は、身体のどの部位に使うかなどで、使いやすいものを選びます。
ひとつの刮痧板でも、いくつかの部位に対応できるようになっているものも多いです。
(こちらの側面はカーブしていて、こちらの側面は波になっていて・・・)
実は・・・
最近の話なのですが、上海に行ったとき、夜のクーラーで喉をやられました・・・。
ガラガラ声で生徒さんにもご心配をおかけしてしまい・・・。
ちょっと、刮痧をやったのです。
風邪の気功臨床の授業で、対処法の一つとして刮痧を教わりましたので、
さっそくそれを!!
・・・
自分の身体だと面白いです!
やっている自分の感覚とやられている自分の感覚が・・・
両方のいい勉強になりました!
今回は、牛角の刮痧で胸部をやりました。
参考までに、刮痧の使い方から(風邪(感冒)の臨床ですが)のせておきます。
「百度百科」さまより
感冒臨床
鼻塞、流涕、噴嚔、咳嗽、頭痛、悪寒、発熱、全身不適為特征。
本病包括現代医学的上呼吸道多種感染性疾病,普通感冒,流行性感冒,病毒及細菌感染所引起的上呼吸道急性炎症。
1)刮拭順序:(1)脊背与肩胛(2)胸部(3)上肢
2)主要経穴:風池(胆経);大椎(督脈);風門(膀胱経);中脘(任脈);孔最(肺経);合穀(大腸経);足三裏(胃経)。
刮拭方法
胸部:胸部正中線任脈天突穴到羶中穴,用刮板角部自上向下刮拭。胸部両側以身体前正中線任脈為界,分別向左右(先左后右)用刮板整箇辺縁由内向外沿肋骨走向刮拭,注意隔過乳頭部位。中府穴処宜用刮板角部従上向下刮拭。