10/14(水)のふくおかウォーキング協会楽しいウォークは、「室見川散策」でした。
集合場所は、地下鉄賀茂駅近くのヤマダ電機裏、賀茂中央公園。参加者は49名でした。
9:30 スタート。
賀茂橋の所には、賀茂の地名にもなった「賀茂神社」があります。(私が若いころは、このあたり「免」と呼んでいました)
賀茂神社の御祭神は、玉依姫、別雷命、天児尾根命の三神です。免(旧地名)の賀茂神社の建立年次は境内から出土した瓦から約1200年以前に建立されていたことがわかります。
荘園時代の承和11年(844)頃から現在の社がある一帯の旧地名である免の年貢は、京都の賀茂御祖神社(下鴨神社)に納められていました。その後、貞観2年(860)頃、賀茂御祖神社から
年貢の見返りに使者を通じて有難くも御分霊を授かりました。地区の者は大変喜んで旧大字免深町に社を建てて座石を祀り、免村の氏神様として崇めてきました。
寛文10年(1670)に社の付近が耕地整理されたため、止む無く現在地(早良区賀茂1丁目)に新たに社を建てて移転し免村の産土神としてお祀りし現在に至ります。
賀茂神社は、なまず神社として知られています。享保17~18年頃(1732~1733)西日本一帯を大飢饉が襲いました。当時、福岡、博多と近郊の郡部を含めて、約11万人の人が餓死したそうです。
人々は「髪の祟りじゃ、天の罰じゃ」と恐々としていました。村々に祀っている氏神様の親神様に災難防止の祈願に行こうと相談が彼方此方で始まりました。
免の賀茂神社も親神様である京都の賀茂御祖神社(下鴨神社)に祈願に行きました。神主さんは、「神社の使いは、ナマズです。神社の近くに川があるでしょう、ナマズさんナマズさんと
呼び出しお尋ねするがいい」とのことでした。それから2~3日したあと、代表の一人の夢枕にナマズが現れ「願いの義、之に応ずる。己を信じ精を出し努めよ。ナマズは神が使いなり、
殺生、捕食まかりならぬ、川をきれいにして安住を願え」とお告げがありました。賀茂神社の使いは、ナマズです。ナマズの神様として崇められてきました。
今では、橋の欄干などにナマズのイラストがあります。現にこの神社の前の金屑川には、ナマズが生息しています。
コースは、有田交差点です。戦国時代には、講倫館高校の迎には、小田部城址があったそうです。今でも「小田部」という地名が有田の近くにあります。
室住団地で休憩。室住団地は、昭和45年(1970)建てられました。当時は、人気のある団地でしたが、もう50年経っています。
団地内では、保育園児が散歩していました。我々高齢者は、保育園児とみると孫のようでついつい近づきたがります。
今日の私の姿は、マスクにサングラス。子供さんに声をかけると泣かれてしまいました。
室住団地から室見川に入ります。この室見川が早良区と西区の区界になります。
室見橋のマンションでは、ゴリラがいます???
11:09 ゴールしました。GPSでは、距離が6,6kmでした。
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