行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

8月の野花

2023-11-02 20:00:58 | 花,植物
8月20日の薬師池公園の山野に写した
晩夏、初秋の野花を並べて見ました。


ヤブラン(薮蘭)。
キジカクシ科ヤブラン属に属する多年草です。
庭の下草として園芸用にも使われていますが、
山野にも自生しているものがよく見られます。
夏から秋、花茎を伸ばし、薄紫色の小さな花を花茎にびっしりとつけます。


早くもノブドウの実が青色や紫色に色づいていました。
ブドウ科ノブドウ属につる性落葉低木、
都市部でも見られ、藪に多く見られます。
正常な実は白色で直径4 mmほどですが、
タマバエなどに卵を産み付けられ寄生されたものは
色とりどりに不整形肥大し、虫こぶ化します。


キキョウ科ツルニンジン。
育ちが悪い小さな花が二つ三つぶら下がっていました。
別名ジイソブ.。


早咲きしていたワレモコウにマメコガネがいたので、
マクロレンズを向けて見ました。
ワレモコウ(吾亦紅)、これでもバラ科の紅い花です。
夏の終わりから秋、枝先の円筒状の穂状花序に暗紅紫色の花弁のない花を密につけます。
花は花序の上から下へと咲いて行きます。


里山地区の山野のところどころに
キンミズヒキ(金水引)が黄色の花をつけていました。
バラ科キンミズヒキ属の多年草です。
夏から秋にかけて小さくて黄色い花を総状につけます。


山道に多数の白い小さな花をつけた草がありました。
カノツメソウ(鹿の爪草)です。
低地~山地の林内や林縁などに生えるセリ科の多年草、
全体にほっそりしていて弱々しい感じがします。
鹿の爪草の名は、長い根茎の形によるそうです。


マメ科カワラケツメイ(河原決明)が群生していました。
どの草も茎に接するように黄色の小さな花をつけていましたが、
どれも半開きです。
ちゃんと開いている花を見つけられませんでした。


コアカソ(小赤麻)が淡くピンク色を帯びた花をつけていました。
イラクサ科カラムシ属の植物です。
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