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大根の芽が溶けた


秋というのに、暑さのため大根の芽が溶けた。
蒔き直そうにも、毎夕の雷雨で畑はぬかって歩けそうもない。
元気なのは雑草だけだ。
冬野菜は、蒔き時を逃すと大きく育たないから困る。

昨日のことだ。
意を決して、畑作業の身支度した。

同居のタヌキ殿は、「畑に行かなくていい」と言う。
親父の健康を思んばかっての発言と解釈すべきだろう。
しかし、親父は一刻も早く畑に行きたいのだ。
もっと違った言い方があるのではなかろうか。
「行ってくる」と言って家を出た。

畑に着くなり、雷鳴が響き雨が降り出した。
急いで家に引き返すと、「だから言ったでしょっ!」のお言葉。
なぜか気分はもんもんとする。
無言で、膝に来た猫のクリの背を撫でたのだった。
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