備忘録として φ(..)メモメモ
霏々 霏霏 三省堂大辞林
①雪や雨が降りしきるさま。 「細雨-として降り下り/八十日間 世界一周 忠之助」
②細かなものが飛び散るさま。話の続くさまにいう。 「佳言を吐くこと,鋸木屑の如く-として絶えず/洒落本・通言総籬」
③雲の浮かぶさま。 「春の気たるや-焉たり/菅家文草」
武田百合子さんの「日日雑記」を読んでいて、引っかかってしまったことば。
以下抜粋
羽虫のように雪が漂いはしめ、風とともに次第に多くなり、迅速に雪景色の夜となった。
子供のころ、雪が霏々と降る、という言いあらわし方を、雪がヒイヒイ声をあげて泣いて降ってくるように見えるから、そう言うのだと間違えていた。
「ひひ」私は初めて聞いたよ。霏という漢字も初めて見たわ。百合子さん、間違えていたとはいえ、子供のころに「霏々」という表現に遭遇するっていうのは凡人とはひと味違いますなあ。育った環境の違い?時代の違い?
季節外れな画像(^^;;