ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

青丸なすの田楽

2013年07月27日 | ごはん

昨夜の黄緑色のまあるいおなす、さてどうやって食べたかというと・・・。

上の写真を見ておわかりのように、田楽にしました。

 

 

 

丸いおなすといえば、思い出すのは京都の「賀茂なす」。

小さい頃から慣れ親しんだおなす、じーっと見ているとあれを思い出しちゃって。

もうこれはそうやって食べるしかない!!

・・・そう思ったんです。

 

 

輪切りにして、本当は分厚く2等分しようかと思ったけど、早く焼きたかったので、4等分。

へたとおしりのところは落として。

たっぷりの菜種油でじっくり焼きました。

お店とかお惣菜として売ってるのを見ると油で揚げてるのもありますが、家庭料理だったら油はあんまり多く使いたくない&使い切りたい。

だから、揚げるのではなく油多めで揚げるように焼く・・・よくやる調理法。

まあ、母もそうやってた・・・からなんですけどね。

早く火を通したいからふたもして蒸し焼きに。そうするとやわらかく火が通ります。

 

 

さあできた!!簡単。早く食べよう。

お~、なす好きの娘がもう待ち構えてる。

お味噌は買い置きの半兵衛麩さんの田楽味噌を使っちゃいました。

はい。いただきます♪

 

 

ん?

むむむ。

 

おいしい、んだけど、何かがちがう。ちがう・・・。

ちがう~~~~!!

 

 

そうなんです。やっぱりこれは「青い丸いおなす」なんです。

ちっとでも賀茂なすを食する気分になって食べた私が悪いんだけど、あ~ちがう~(><)

 

あの美味しさを知ってるものにとっては、なんとなく残念な気分で食べ終えたのでした。

娘はっていうと、彼女も「ん?なんかね・・・」とは言ってたけど、おなす好き&高校時代の合宿等で鍛えられた「出されたものは残さず食べる」精神でちゃんと味わって食べつくしてました。

 

 

私の父の生家は京都の北の方にあったから、私が子どもの頃はそのおばあちゃんちに遊びに行くと賀茂なすとか京野菜をリヤカーみたいなんで売りに来てるおばちゃんをよく見かけました。

また夏に行くと、それに合わせて叔母が買っておいてくれました。

だから、夏になると必ずほんまもんの賀茂なすを食べることができたし、うちの子どもたちも夏の帰省時には私の母が買って食べさせてくれたので、その美味しさを知っているのです。

 

 

その記憶が残っているからでしょうね。

おいしくなかったわけじゃないけど、「なんかちがう」感を持って食べ終えたのでした。

 

 

記憶の味は大切にしたいけど、それが邪魔をすることもある。悪いことじゃないけど、不幸でもないけど、そういうこともあるんだと思ったのでした。

 

それならこれはやっぱりこのおなすに合った食べ方をしたほうがいいんだろうな。

賀茂なすよりずっと淡泊だから、もうちょっと違う食べ方のほうがよさそうです。

前に青なすで作った、豚肉との味噌炒めとか、ミートソースのっけたチーズ焼きとか、そういうのが合うのかも。

 

いっぱい学ばせてもらった、「青丸なすくん」でした(*^^*)

・・・って、ほんとはあなたの名前、なんて言うんでしょっ(^^;)

 

 

ちなみに、この日の献立は買い物に行かず残り物で・・・

青丸なすの田楽、沖縄産モズクときゅうりの酢の物、ラタトゥイユ(残り物)、ひじきと大豆の炒り煮(残り物)、メンチカツ(お弁当用のお片付け)、白うりの葛仕立てのおつゆ、島オクラ、雑穀ごはん、かぶ・きゅうり・みょうがのぬか漬け。

ちと、ウリ科、ナス科に集中してしまい、イマイチ。

残り物もうまく使わないといけないな、と反省多しの食卓でした!!

 

コメント
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