ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

鶏もも肉となすのトマト煮

2012年09月14日 | ごはん

「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉があり、意味は諸説ありますが、秋茄子・・・とってもおいしい季節になりました。

おなすは体を冷やすのです。なので、ママスハウスの講座などでは妊婦さん、授乳期のお母さんたちは食べ過ぎないでね・・・といつもお伝えしています。

でも、おいしいんだよね~。

真夏のおなすとはちょっとちがう秋なす。

私は旨みがつまっているように感じます。ほどほどに食べることを意識しながら、季節を楽しみたいものです。

冷えを気にしなくてはならない人はそろそろやめたほうがいいと思います。

暑い日はまだ続いていますが、季節は確実に動いていますから。

 

 

で、今日は久々に最近のうちのおうちごはんのことを。それもおなすで。

先日の料理講座を無事に終えた翌日。

無性にトマトとハーブを使ったものが作りたくなりました。いつもそうなのです、なぜか大きなイベントなどしたら次はこうなのです。

いつもの常備菜、煮物などを晩ごはんに作ると、なんだか気持ちの切り替えができない気がして。

ちょうどバジルが少しだけありました。それを使おう♪

 

 

なすは食べやすく火が早く通りやすいように、縦半分に切ってそのあと斜めに細長くなるように切っておきます。

たっぷりのオリーブオイルとにんにくを厚手の鍋にいれ、揚げるように焼きます。ここでしっかり油をなじませること。

バットか何かにあけ、鶏肉を皮目を下にして焼きます。こうすると油を足さなくても十分焼けます。

ここにくし切りにした玉ねぎを加えて炒め、なすを戻して。

そうして、トマトを大根おろしなどで皮のまますりおろします。へただけのこるのでそれは捨てますが、残ったトマトの皮は食べやすい大きさに切って入れます。

これでしばらくぐつぐつ。汁が少なかったら、少しお水を足します。

 

ここでワインでもあればよいのでしょうが、ちょうど飲みさしみたいなのもなくて、うーん、そうだ、あれを使お。

あれ・・・三河みりんです。

みりんはもともと焼酎の仲間。お屠蘇もみりん。

これを入れると味がまろやかになると感じられるので、トマトを入れて煮込むときはワインがわりと思ってこのように使うときもあります。

トマトの酸味に合うのです。でも少しだけいれて味を見て。甘くなってしまう場合もありますから。

煮えてきたら塩こしょうして、濃口醤油をさっと回しかけ、バジルの葉をちぎってかき混ぜて香りを移し、火を止めてできあがり。

 

三河みりんと醤油。トマトはすりおろし、バジルはちぎる・・・って、なんだか全然おしゃれなお料理じゃありません。写真もいかにもちぎったバジルが(^^;)

でも、こういうふうに作ったら簡単でおいしくできるんですもの。

おいしいトマトだったからか、シンプルなのに、お料理もとてもおいしくできました。

 

 

さて、晩ごはん。

帰ってきた娘が玄関あける前からおいしいにおいがしてたって。パスタかと思ったって。

たしかに。うーん。それもいいね。だけど、家の晩ごはんをパスタにしたら、みんないやだっていうのだもの。ちゃんと食べた気がしないって。

だから、今日はおかずとして食べてね、パスタはまた今度お休みの日のお昼に。

と、この他に胡麻和えやらお味噌汁やらとごはんで、やっぱり一汁三菜の食卓。それでもちょっと気分が変わって、よかったのでした。


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2 コメント

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茄子…旨いね (一八)
2012-09-15 02:12:21
ほぉ、結構和食の調味料も使えるんですな。勉強になりました。でもバジルがなかったら見た目は和食やね(ごめんね)
わしの母は頂きものの上等のステーキ肉を焼くのに、ブランデーがないからといって、芋焼酎でフランベしました。そのセンスのなさに激怒したもんです。

わしはじゃがいもの次に好きな野菜が茄子なんでありますが(前にも言ったか?)、うーん、旨いですね。
我が家でも毎日のように食卓にのぼります。

子どもたちに評判がいいのが茄子のグラタン。
茄子は小麦粉をはたいて揚げておきます。
トマトピューレ仕立てで、茄子・チーズ・ハム・茄子・チーズ・ハム…の順に斜めに重ねて並べていく。
小学生はこういうのん好きやね。
グラタン皿のヘリにこびりついたチーズのおこげを奪い合う姿も微笑まし。

グラタンって、準備は面倒やけど、仕込みさえしておけば、本番はオーブンに放り込むだけやから、いくつもの料理をタイミングよく仕上げたいときに重宝。

男のジャンク料理としては、銀杏切りにした茄子を塩揉みする。するとどんどん水気が出てくたーっとなって、浅漬けみたいな状態になるのな。一旦塩気を洗い流してよーく絞ったものに、味の素と醤油をかけてこれが茄子の浅漬け風。生姜、茗荷、大葉などの薬味があれば尚よろし。手早くできる酒肴なのでよく作る。
古くなってしんなりしたキャベツもこうすれば美味しく食べられる。
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ありがとうございます♪ (上野ひとみ)
2012-09-15 08:32:05
一八さん
コメントありがとうございます
そうなんです。私は醤油をカレーの味を最後整えるときなんかにも使います。
作りたい味をイメージして合うなあと思ったら入れるんです。
でも、全然和風な味にはなりませんのでぜひお試しを。三河みりんもリキュール感覚です。
写真はたしかに(^^;)
撮るの下手なんで(デジカメももってないし)、おいしくできても御蔵入りの料理がたくさんあります。
今回もほぼそうでしたが書いてみたかったので思い切って投稿しました。
料理だけでなく写真の腕を上げないといけませんね。

なすのグラタン、おいしいですね。なすとチーズって合いますし、私も大好きです。
写真のせいで御蔵入りのチーズ焼きがありますが、まあいいっかと思えたらまた書きますね。

なすの浅漬け風、おいしそう。
私はどぼ漬けをしているので、この季節なすはぬか床に入れておけば食べられます。
でも、キャベツ、白菜、かぶの塩もみはよく作ります。
ビニール袋に入れてやると簡単。いつぞや書いてます。
味の素はね、人工的なものなので私は買いません。
せっかく作るのなら昆布を使ってみればいかがでしょう。
鍋などで余った昆布、あれを少しキッチンバサミで細切りにして入れるのです。
おいしいですよ。昆布もやわらかくなって食べられるし。
ぜひお試しください。
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