はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

「夜クラシック」のギターコンサート

2018年03月17日 | コンサート
2018/03/17


昨夜は文京シビックホールで
ギタリストの荘村清志さん、福田進一さん、ソプラノの林正子さんのコンサートを聴いてきました。

最近コンサート多いです。
でもこのコンサートも7ヶ月前に申し込んだもの。
私は、どこか哀愁に満ちたギターの音色も大好きなのです。

荘村さん、福田さんは、もう10年以上デュオをなさっているそうで
仲の良い、息の合った感じがこちらにも伝わってきます。

数日前にショッピングセンターだったか、繁華街を歩いている時に
どこかで聴いたことがある曲、静かで、素敵なメロディが聴こえてきました。
でも曲名を思い出せない・・・。

せつない、でもこの懐かしさはなんだろう。
気になっていたその曲が弾かれて、ああ、「カヴァティーナ」なんだとわかりました。

福田さんが、ピアソラの「ブエノスアイレスの四季」を弾いている時に
ふと、亡くなった父のことを思い出しました。
父が私に初めて買ってくれたプレゼントは、「マドンナの宝石」というギターのLPレコードでした。
(たぶんその前にもプレゼントは何かあったのでしょうが、
私にとっては意識した初めてのプレゼントがギターのレコードだったのです)

そのときの私は、(なぜギターのレコード?)と思ったものです。
うちにギターはなかったし、弾く人もいなかった。
(後に兄がギターを弾くようになったのですが)

でも、父はギターが好きなんだ、こういう曲が好きなんだ、というのは伝わってきました。
なにか、この曲に思い出があったのかもしれません。
そんなことを思い出したら、一緒にこういうの聴きたかったと思ったのです。
私が21歳の時になくなってしまった父ですが。
こんな気持ちになるのも不思議ですが、きっとギターの音色がそうさせたのね。

さて、第二部から登場した林正子さん。
ものすごくきれいな声、声量があって、表情のつけ方も素晴らしい!
ただただ圧倒されてしまいました。

しっとりとした大人の雰囲気で、静かなギターの音に癒され、
林正子さんの歌声の素晴らしさにも驚かされた一夜でした。
いいコンサートでした。


コメント
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