はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

お花は歩かない?

2018年04月18日 | リトミック
2018/04/18


今日は雨が降っていくぶん肌寒かったのですが、午後には上がって青空が見えてます。

春のテーマとして、「おはながわらった」(ほとみ こうご作詞・湯山昭作曲)を使って、花の動きを表現してもらっています。初めは小さな子にもお花のイメージがわくように、シフォンのスカーフを使ってお花を表現しました。丸くして咲かせたり、広げて風に揺れているところをやったり。

2回目には、スカーフなしで体の動きだけで表現です。このときに私は「お花は土に植わっているから動いていかないんだよね。(それまでステップしていたので)その場でお花になって揺れましょう」と言いました。みんなその場で、手で花の格好を作ったりして揺れました。

そして、いろんな施設で同じことをやった後、あるときに「花はその場で揺れる」という声かけを忘れてしまって、ステップから、そのまま「お花~」の曲を弾くと、みんな「お花」でステップしていきました。音楽にのって気持ちよさそうでした。

あれれ、と思いましたが、みんなが気持ちよさそうに動いていたので、そのまま弾いていました。そして気がつきました。表現は自由だったと。

私は固定観念持っていたなあ。お花は地面に植わっているので動かないって。それなら、チャイコフスキーの「花のワルツ」(くるみわり人形)はどうなるの。花の精が美しく踊りますよね。

身体表現は音楽をイメージして動くもの。さまざまな花の表現があっていい。花が風に揺れながら、舞い踊っている・・・擬人化してもいいんです。

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リトミックにもいわゆる定型表現といわれるものがあって、ゾウさんは片手をぶらぶらしながらどっしん、どっしん歩くとか、ウサギは両手で耳を作ってピョンピョンするとか。

それもひとつの見本としていいと思います。まだ物事のイメージを持たない小さな子には、まず型を見せて教えることは必要です。そこからさらに自分でイメージして発展した動き、自分だけのオリジナルの動きを見せてくれるようになるといいなあと思います。


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コメント
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