はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

『早稲田ウィークリー』町田樹が見捉えるフィギュアの未来

2018年04月03日 | フィギュアスケート

2018/04/03

早稲田大学の週間情報誌WEB版に元フィギュアスケーターの町田樹さんの特集が載っています。
とても興味深い内容なんですよ。

早稲田ウィークリー

スケートが抱える課題。
「スケートリンクは1980年代には全国に約750カ所ありました。しかし、2018年現在、残っているのはわずか130施設あまりなんです。
通年でスケートをすることができる施設は、15都道府県に27施設(日本スケート連盟HP「全国のスケートリンク」の情報に拠る)しかありません。しかも、それらのリンクは大都市圏内に偏在しているため、地域格差が大きい。多くの選手は、家の近くにリンクがあったという理由から競技生活をスタートしており、私自身も、家の近くにリンクがあったからスケートを始めました。」


昔よりリンクが減っているとは驚きですね。こんなにフィギュスケートが注目されて、観客動員数、テレビ視聴率は過去最高でしょうにね。やりたい子どもや、趣味で習いたい大人もたくさんいると思います。

「多くの女性選手が苦しむ「摂食障害」という問題。私が知る限りでも多くの女性スケーターが苦しんでいます」
「フィギュアスケートにとって重要な「表現力」は年齢とともに成熟していくにもかかわらず、20代に入ると男女とも身体の変化などもあり、ジャンプやスピンといった技術が落ちてしまうというジレンマも抱えてしまうんです。」

確かにフィギュアの有力選手は10代が主流。まだ体の成長期でもあります。体の問題は見た目だけでなく、怪我、ジャンプ、スピンの精度にもかかわってくる大きな問題ですね。

「二十代以降の成熟した選手たちだからこそ活躍できる、アーティスティック・スポーツの競技設計を、マネジメントの問題として考究できないかと思いました。」

町田さんの専門はスポーツマネージメント
「私の専門は、フィギュアスケートをはじめ、新体操、アーティスティックスイミング(旧称シンクロナイズドスイミング)などの音楽を伴う採点スポーツのジャンルです。これらを私は「アーティスティック・スポーツ」と新たに呼称し定義しています。こういったスポーツを専門とするにあたっては、一般的なスポーツ研究だけでなく、幅広いアートの分野についての知見も必要になってきます。」


音楽を伴う採点スポーツを、「アーティスティック・スポーツ」と新たに呼称して定義しているのだそう。確かに幅広い芸術の知識も必要になりそうです。
また著作権の問題については、私は考えたことがなかったので認識を新たにしました。

早稲田大学坪内博士記念演劇博物館で撮られたお写真もとても素敵です。

羽生さんの早稲田大学生活はどうなっているのでしょうね。
町田さんと専攻は違うけれど交流はあるのでしょうか。フィギュアスケートの未来のために力をあわせていってほしいな。




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