はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

フィギュアスケートと音楽表現

2018年06月26日 | フィギュアスケート
2018/06/26

テレビ朝日、25日夜の「関ジャム」で、フィギュアスケートと音楽についてやっていました。興味深かったです。

特に小塚崇彦さんは細かく分析してくれて、分かりやすかったです。

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小塚崇彦さんが2009年に滑った「TAKE FIVE」は5拍子の曲。
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ズタンタタン ズンタッ|ズタンタタン ズンタッ |と拍を刻みます。

それを振付にすると、小塚さんは1拍目で取ったり、サックスで取ったり、ドラムの音だったり、パートによって取ってる部分が違うとおっしゃってました。
基礎に流れている拍で取ったり、メロディ部分の音で取ったりということですね。

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これは楽譜もあって、わかりやすいですね。
音楽に振りが合うということが、観客もそこまでこだわって見ていないとしても、気持ちがいいと感じるはずです。

高橋大輔さんの振付を語る部分。

「普通に歩いて行っても、頭をこうやって振りながら歩くのって難しいんですが、それを氷の上でやっている」
「上半身と下半身に分けて、それぞれに音を取っている。下半身ではリズムを取っているんだけど、上半身ではメロディの音を取っている。」

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なるほどね~ 
高橋大輔さん、すごい踊り手と思っていたけれど、こうして説明されるとよくわかる。

私はリトミックを習っているときに、「プラスティークアニメ」(動的造形)という、音楽を身体の動きに変換することをやりましたが(主に数人グループで)、まさしくこれなんです。ただ、踊りの専門ではないので踊りは素人ですよ。楽曲分析のためのプラスティークアニメなので。

村上佳菜子ちゃんが言っているように、一つ一つの動きには意味がある。
コレオシークエンスは単につなぎというのではなく、音楽の中の要素のどれかを捉えて身体の動きに変換している。もちろん、その人らしさを表現するための動きもある。荒川さんのイナバウアーとか。

フィギュアの曲には、物語性のあるなしで2つに分かれますが、今言ったのは、ストーリーのない音楽の見方のこと。フィギュアスケートは、スポーツ要素や音楽や物語性、演じ手の心境、人間性まで関わってきて、ますます奥が深いと感じたことでした。

関ジャニの皆さんも踊りをやっている方たちですから、興味を持たれたようですね。

コメント
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