2022/02/08
今日のフィギュアスケート男子シングル
羽生選手の最初の4回転サルコーが
抜けてしまい0点に・・・
生でこれを見たときには
あっと思ったけれども
なんかね、肩の荷が下りた気もしたんですよ。
この時点で優勝争いからは
降りたと思いました。
4回転サルコーの基礎点は9,7点
羽生選手の場合、出来栄え点が
3∼4点付くでしょうから
13∼15点近く失ったことになるでしょう。
降りたと思いました。
4回転サルコーの基礎点は9,7点
羽生選手の場合、出来栄え点が
3∼4点付くでしょうから
13∼15点近く失ったことになるでしょう。
転倒での1点減点とは違って
抜けるミスは失う点数が大きいですよね。
ショートの順位は8位。
ネイサン・チェンは113.97 点ですから
18点ほどの点差。
もともと羽生選手は
今度のオリンピックは順位よりも
4Aを成功させたいという気持ちのほうが
強いと語っていました。
それでも出るからには勝ちたい。
調子も悪くないのだから
表彰台の一番高いところを狙う気持ちも
大いにあったと思います。
このミスというか、アクシデントで
その重圧が消えてしまったのでは。
だからこそ
順位争いでノーミスを目指すよりも
よりよい演技を見せる方向に
目が向くかなと思いました。
このところ
羽生選手に期待する記事やニュースが多くて
こんなに話題にされ、期待されたのでは
さぞ重圧が大きいだろうなと
思っていたのです。
話は少しそれますが、羽生選手は
ある時期からスケートをするのが楽しい
みんなに見てもらうのが楽しい
という心境はとっくに失せて
いたのではないかと感じていました。
編曲を頼まれた清塚さんの言葉からも
それを伺い知ることができました。
それでも自分を鼓舞するのは
応援してくれる人のために
喜んでくれる人のために滑ろう
現役を続けよう、という気持ち
だったと推察するのですが。
「モチベーションは4A」と
ずっと言っていましたが
その前に、なぜ
モチベーションを持つための何かを
見つけなくてはならないのかと
感じていました。
なにか私は
「皆さんのために」
「人が自分にそうせよと望むから」
という考えを取り除いてあげたいと
思っていたのです。
最大のモチベーションは
自分がやっていて楽しいかどうか
なんです。
「人のために」ではない、と思います。
たまにはあるかもしれないけれど
それが原動力ではないと思うのです。
人が喜んでくれるというのは
自分が楽しんだあとからついてくるもの。
しかし羽生選手ほどの知名度の人は
私などが想像もつかないほど
様々な人々が、いろいろなことを言ってくる
はずだから
私の了見などはお門違いかもしれません。
様々な人々が、いろいろなことを言ってくる
はずだから
私の了見などはお門違いかもしれません。
話を最初に戻すと
4Sが抜けた後は完璧で
とても美しい演技を見せてくれました。
こうなると
フリーでは自然な、肩の力の抜けた
美しい演技を見せてくれそうな
気がしています。
そして鍵山優真君
曲が 『君微笑めば』 だったからと
いうわけではないでしょうが
明るい表情でほんとうに楽し気に
伸び伸びと滑っていました。
初めてのオリンピックに出られた喜び
が感じられます。
ソチのときの元気いっぱいの
羽生選手を思い起こさせます。