はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

映画『すずめの戸締り』(追記 感想あり)

2022年12月05日 | 映画
2022/12/05



先週、新海誠監督の映画『すずめの戸締り』
を見てきました。




私は新海誠監督の作品が好きで
『天気の子』、『君の名は』も見てるんです。


映画館まで出向いていって
大画面で見るからこその臨場感。

空と街を上空から遠望する画に迫力があって
まるで自分が上空から俯瞰しているようです。


主人公は高校生、大学生の話なので
ずいぶん年の離れてしまったオバサン(私)には
わからないところがあるかと思いきや
若い時代を経験しているからこそなのか
すぐにその時代の自分に戻って見られました。


主人公・すずめの宮崎の家の景色は
行ったこともないのに懐かしくて
東京のお茶の水辺りの景色は
「わあ、東京だ、すごいなあ」という気に
させてくれる絵。


ネタバレになるかもしれないので
あまり書けないけれど
宮崎から東京、そして東日本大震災の被災地まで
行く過程が描かれていて
そこは『ドライブ・マイカー』を少し思い出した。


東日本大震災で被害を受けた人の心に
焦点を当てています。

あえてトラウマに触れることによって
蓋をしておいたものを明るみに出して
癒しへと導いていく過程を描いたのかなと思います。


今の男の人はもはや
弱くて、いうことを聞いてくれる女のコじゃなくて
勇敢で捨て身で
命がけで自分を愛してくれる強い女のコが
理想なんだな
と感じた私でございます😊 


・・・・・・

〈追記しました〉

ひと昔前までは
すずめのようなキャラクターは
男性のタイプとして求められていたように思います。

宮崎駿監督の頃から
主人公が武器を持って戦う男性から
女の子になり、戦闘ではなく
自分の道を切り開いていくという物語に
変わっていったと思います。


今回、新海監督の映画を見て思ったのは
私たちを最も脅威にさらすのは
戦争ではなく
自然災害のほうだということです。


今もロシア・ウクライナのことを考えれば
戦争や敵・味方の闘いはありますが
今、現実的に甚大な被害をこうむるのは
地震、津波、台風、大雨です。

新海監督はそのことを
わかって作っていると思いました。

・・・・・


音楽も素晴らしかったです。

RADWINPSの歌はいつもいいね。

少女の透明感のある歌声も
アニメーションのイメージにピッタリ
あっていたと思います。


見終わった後に
なにか、すがすがしい、清らかなものが
流れ込んでくるような作品
だと思いました。



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