2023/07/04
先日読んだ「月刊ピアノ」に載っていた
≪オクターヴ&和音のコツ≫
という記事から
小林愛実さんの練習法を
書きとめておきます。
自分の覚え書き用ですが
ピアノ練習をする人には
参考になるかもしれません。
●小林愛実さんの練習法について●
愛実さんは「手は小さいほうですが
ドからオクターヴ上のレまでは届きます。
小さい音ならドからミは届きます」とのこと。
「オクターヴの箇所の練習は
もう1音広げた9度の音程で練習したりします。
手がストレッチされて
オクターヴに戻したときに楽なんです」
「オクターヴの速いパッセージで
弾きにくいところがあったら
全部ではなくても
2∼3個の音でその練習をして
指をストレッチさせてから
戻すようなことはしています。」
・・つまりオクターヴの2音だけではなく
中間の音も入れて3音くらい
つかむってことでしょうか。
「腱鞘炎にならないように気をつけていて
練習も根を詰めないようにしています。」
愛実さんは一度も手の故障がないのだそうです。
これ大切ですよね。
「脱力して弾くようにしているし
練習して肩が痛くなったり
腕が重くなったり
少し怪しいと感じたらすぐにやめます。」
「音楽の作り方はバランスが大事。
1曲の中でエネルギーを
一番掛けるところを決める。」
「速いパッセージは苦ではない。
でもそれは練習したから弾けるのであって
取りあえずリズム練習から。
付点、逆付点、4つに分ける、スタッカートなどをする」
「速く弾くばかりでは意味がない。
取りあえずゆっくり練習する。
片手づつ、1音1音を確認しながら練習する。
耳で聴くことは大事。」
小林愛実さんは小柄で手も小さいので
練習は「苦労ばかり」と書いてありました。
ああ、そうなんだと思いましたね。
やはり努力の上にあの演奏があると
しみじみ思いました。