2022/12/18
「題名のない音楽会」を見ました。
出演はマルティン・ガルシア・ガルシアさん。
昨年のショパンコンクールを思い出します。
1次予選の頃は
それほど目立たった存在とは思われず
日本から取材に行った音楽ジャーナリストの方が
ガルシアさんはなにかの間違いで
予選を通ったのではないかと言ったくらい。
それが個性的な演奏スタイルと
豊かな表情でだんだんと
目立つ存在になってきましたね。
なんかラテン系の明るい感じのオッちゃん
と思っていたけれど(笑)
コンクール当時まだ25歳でした。
「題名のない音楽会」では
FAZIOLIを使っていましたが
FAZIOLIも透明感のあるキラキラする音で
だんだん人気になっている気がします。
歌いながら弾くのは
グレン・グールドのようだと思いながら
さまざまな表情をするのが
おかしくもあり、ほほえましくもあり。
こう表現したいとか
こういう音を出したいというイメージがあって
それを腕に伝えて、鍵盤にふれて音を出すことは
やっぱり大変な作業なんですよね。
頭の中のイメージすべてが音に変換されて
100%表現できるものではない。
どうにかしてイメージを
鍵盤に伝えたいという気持ちが
あの表情になるんじゃないかなと
他のピアニストの方を見ていても
いつも思うんですよ。
「ネコのワルツ」は反田さんの演奏を
よく聴く機会がありましたが
それよりも自由奔放。
個性的な演奏でしたね。
手が大きくてドから上のソまで12度開く
というのはすごいですね。
ほんとうに羨ましい。
ピアノに座っている姿を見ると
腕が長くて手も大きい。
ピアノは西洋人男性向きの楽器かなと
あらためて思ってしまいます。
ビックリしたのは
日本人の方と婚約したということ!
それ以上の話はありませんでしたが
ショパンコンクールで知り合った人かな
誰だか知りたい・・・。
なんて勝手な想像をしつつ。
ガルシアさんのコンサートは
行ったことはありませんが
今後は日本とのつながりも増えるでしょうから
コンサートに行ける機会も
増えることでしょう。