はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

『超写実絵画の襲来 ホキ美術館展』

2020年06月17日 | 美術館・博物館

2020/06/17

 

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている展覧会を見てきました。

https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_choshajitsu/

 

展覧会を見に行くのは何か月ぶりでしょうか。

私は家での生活が苦にならなくて、パソコン、テレビ、読書、ピアノなどで、家にいても、あっという間に時間がたってしまいます。しかし、やはり興味の範囲も狭くなり、刺激も少なく、体力も落ちてきた気もしていました。

ザ・ミュージアムが再開され、前々から見たいと思っていたホキ美術館の所蔵作品が展示されるので出かけてきました。ホキ美術館は千葉市緑区にあり、前から興味はあったのですが、なかなか千葉まで出向いていくことはなかったのです。それが渋谷でやっているので、これはうれしいです。

山手線はそこそこ混んでいました。

美術館では連絡先を紙に記入して、手指のアルコール消毒、体温を計ってからの入館。

来館者数もそれほど多くなくて、まだ元通りではないのが、かえって見やすかったです。以前なら、有名美術館はどこでもすごい人で、スムーズに見ることもできず疲れるのですが、そういうこともなくてじっくりと見られました。

肌の質感、髪の毛1本1本のつや。精巧さにびっくりしてします。金属の質感、陶器の質感、木の家具の肌、食べ物のみずみずしい感じ、壁の汚れ具合まで、本物と見まごうほど。

布もコットンなのか、ゴブラン織りなのか、チュールレースなのか、ビロードなのか、ちゃんとわかるのですよね。

超写実絵画は写真とどう違うのか、といえば、ただ客体を切り取って画面におさめたものではなくて、作者の頭の中を通過して、身体を使って作った作品。やはりどこか違うのです。

写真が一瞬を捉えたとすれば、長い時間がかかっている。その長い時間を感じさせます。どの絵画も、静かで、無言で、長い時間を感じさせるのです。これは絵の前に立たないとわからない感覚です。

久しぶりに美術館で、よい時間を過ごしてきました。

 

Bunkamuraの3階に「ラデュレ」があり、マカロンをお土産に買って帰りました。

きれいでかわいい。サクッ、ふわっとして、おいしかったですよ。

 


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