2022/07/29
三菱一号館美術館で開催中の
「ガブリエル・シャネル展」を見てきました。
ガリエル宮パリ市立モード美術館
で開催されたものを日本向けに
再構成されたもの、だそうです。
1920年代からのシャネルのドレスと
有名なシャネル・スーツ。
アクセサリーと香水の展示。
過去の映像とデザイン画のスケッチなど。
私はファッション関係の展覧会が大好き。
立体的ですし(平面的な絵画より見やすい)
服というのは誰でも着るものだから
自分に引きつけて見られます。
シャネルには御縁のない生活をしていますが
こうした一流の服を間近で見られて
きれいなのに感心してしまいました。
1930年台のドレス群でも
古さを感じさせないのが驚き。
デザイン的に今着ても違和感もないですよ。
現代のファッションは自由で
何でもありだからかもしれませんが
布の傷みを感じさせない保存のよさも
あるのかもしれません。
シャネルのドレスは
ストンとした服でかつシンプル。
バストやウエストを強調しない。
女性が女性のために服を作る時は
着やすさが第一。
その前の時代にあった
女性の身体を締め付けるコルセットを
シャネルは解放したんですね。
実用性と快適さを追求しました。
一方、アクセサリーは大ぶりで豪華。
日本人はこんなに大きいアクセサリーは
つけないと思うくらい。
いかにも重そうですが服がシンプルなので
アクセサリーは豪華なのでしょうね。
三菱一号館美術館は2016年に
パリの「オートクチュール展」も
見ていますが、展示室の照明が暗いんです。
展示品保護の配慮でしょうが
入ってすぐには
明るい日差しの中から来たので眼が慣れていません。
直後は真っ暗で見えませんでした(笑)
すぐに慣れましたけれど
もう少し照明を明るくしていただけると
眼の悪い私にはありがたいですね。
帰りに出口のところでお土産をいただきました。
配っていない時もあるようで、たまたまでした。
真ん中の細いボトルです。
これはうれしい。
三菱一号館美術館は
ジョサイア・コンドルが設計した
クラシックな建物が素敵。
広場の庭も緑が美しい。
東京駅から歩くと
手前は三菱UFJファイナンシャルビル。
このあたりは大都会のオフィス街。
日本の中枢を担う大企業が立ち並んでいます。
甥がこのビルで働いているはずと
きょろきょろしながら歩きました。