2020/06/27
6月21日のNHKのクラシック音楽館「今届けたい音楽~明日へのメッセージ」を録画しておいたものを見たのですが、中でも、山田和樹さん指揮、東京混声合唱団の『鉄道組曲』が変化に富んでいて素敵でした。
こういうのを聴くと、合唱っていいなあと思います。
『鉄道組曲』は石川啄木や柳亭痴楽の落語、室生犀星の詩に作曲家・信長貴富さんが曲をつけたもの。この放送時には福間洸太朗さんが伴奏を弾いています。
『鉄道組曲』はYou Tubeに練習風景動画が上がっていて、福間さんとヤマカズさんの小芝居があります(笑)。「恋の山手線」という痴楽師匠の詩で歌っています。ドラマチックな演奏なのに滑稽で笑えます。
【公式】東混 第252回定期演奏会 練習風景より【ヤマカズ鉄道】
私が信長貴富さんを知ったのは、2008年のNHK学校音楽コンクールの高校課題曲「青春譜」。とてもドラマチックでメロディも和音も美しく、涙が出るくらい感動しました。五木寛之さんの詩も深く印象に残っています。
信長さんは音楽の専門教育を受けてはいらっしゃらないそうですが、才能のある方のようで、とてもすばらしい曲をたくさん書いていらっしゃいます。
「青春譜」を思い出し、久しぶりに聴いてみました。美しいハーモニーにあの時の感動がよみがえってきました。一緒に泣いたりしたものなあ。
「青春譜」 2008年NHK学校音楽コンクール本選会 全体合唱