2023/09/06
なにやら意味深な見出しのようですが
音楽の話なんですよ。
私がリトミックを習っていたとき
先生が教えてくださったのです。
音楽の要素として
1.アナクルーシス(準備)
2.クルーシス(行為)
3.メタクルーシス(帰着)
という一連の流れがあります。
楽器演奏でも、歌でも
演奏に入る直前には「スッ」と息を吸って
準備をしますね。
この息を吸って準備することを
アナクルーシスといいます。
次のクルーシスは力を入れるとき。
ここが1拍目の強拍です。
ふっと吐いて
徐々に弛緩していくことを
メタクルーシスといいます。
これは1小節の単位でも行われます。
アナクルーシス クルーシス メタ・・・・と
いいながら身体で感じる練習もしました。
いいながら身体で感じる練習もしました。
最前列でオーケストラを聴いたことがありました。
そのとき指揮者が
「スッ」と息を吸う音が聴こえると
次の瞬間、曲が始まりました。
息を吸う音は始まる前の「用意」の
合図でもあります。
奏者の呼吸をひとつに合わせる役割も
あるんですね。
こんなことを書いたのはきっかけがあるんですよ。
フォロワーさんのブログで
前方の席が取れたという記事に
私が書き込んだコメント。
「私は呼吸音がわかるくらいの席が好き」
と書いたら
「マニアックですね」
というお返事😄
また上のような説明をコメント欄に
書き込むのはご迷惑かも。
と思って
呼吸音がわかるくらいの席が好きというのは
こんな意味なんです、と。
リトミックを知る参考にもなるかしらと
こちらに書きました。
そういうわけでコンサートに行って
息を吸う音や、ふぅと吐く音を聴くのは
演奏者のリズムと一体になれるときでもあります。
でもこう書くと、確かにマニアックでしたね。
コメントありがとうございます
どうか穴には入らないでね全然失礼ではありませんよ。
私も教えてもらうまで、呼吸のことなど、考えたこともなかったんですから。
すぐにお返事くださるのがマリンマロンさんの優しいところ。こちらこそ、お名前を出してしまってすみません。
もう、穴があったら入りたい気分です…😣呼吸音とはそういう意味なのですね。私はてっきり演奏者のスー、ハーという呼吸そのものだと思っていました。それを鼻息とか…無知とは恐ろしいですね💦どうか無礼をお許しください🙇♀️
音楽の話、とても勉強になりました。以前、辻井伸行さんのドキュメンタリーか何かで、指揮者のスッという呼吸を聴いて演奏するとかいう話を聞いたことがあったのでした。演奏が始まる前の緊張感が伝わってきますね!