はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

義姉の家を訪れる

2018年03月24日 | 国内旅行
2018/03/24


岐阜県内に住む夫の姉の所に行ってきました。

義姉は7年前、病気の後遺症で半身が不自由になり、
親戚の結婚式や法事にも出るのを控えるようになっていました。

義姉の家は、名古屋から中央本線に乗って行くのですが、
少し不便で私は訪れたことはなかったのです。
今後もなかなか会うことはできないだろうと、思い立って夫と出かけてきました。

思った以上に喜んでくれました。

義姉は夫婦2人暮らしですが、2人とも体に不自由なところがあって、
お互いに補い合って暮らしています。
ですが行動範囲が狭くなるので、閉塞感のようなものはあったと思います。

義姉は外向的な人で、仕事をしていた頃は楽しかったと残念そうに話していましたが、
病気にならなかったら、もっとずっと働けたのにと思うと、
健康でいることの大切さを改めて痛感しました。

会いに行って本当によかったと思いました。
一生懸命に歓待してくれました。
将来、もっと歳を取っていくことの不安や症状の不安など
たわいのない話も含めて、いろいろな話をすることで、リフレッシュできることもあったかと思います。

私たちにとっても、自然に囲まれたログハウス風住宅の暮らしが新鮮でした。

東京では昨日桜が満開になったとニュースがありましたが、義姉のところはまだ蕾でした。
1週間後だったら、満開が見られたかもしれません。

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春の色

2018年03月22日 | 写真

2018/03/22


公園の河津桜です。

IMG_183158266
春らしい色
1週間前の写真なので、実際にはもう散ってしまいましたけどね。


春の午後 のどけさ
IMG_183158267
手前の花をくっきりと  遠景の人物をぼかしてみました。



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グレン・グールドの「ゴールドベルク変奏曲」

2018年03月20日 | 音楽
  2018/03/20


私は寝る前に、いつも何かの曲を聴いてから眠りに就こうと思っているのです。
ずっとショパンが多かったですね。
バラード、ノクターンなどでした。ノクターンはどれもいいですね。

最近聴くようになったのが、バッハの「ゴールドベルク変奏曲」。
この曲は不眠に悩む伯爵のために作られたとかで、とても静かな出だしです。

「ゴールドベルク変奏曲」といえばグレン・グールド。
前からCDを持っていて聴いたことはあったけれど、
それほど心が動いたわけではなかったのです。

それよりグレン・グールドの逸話のほうがおもしろかった。

父親手作りの35cmの高さの椅子に腰掛けて、
猫背になって鍵盤に顔を近づけるようにして弾く姿とか、
病気恐怖症で、夏でもコートを着ていた、いつも抗生剤やビタミン剤を常用していたなど・・。

そんな逸話とか、ものすごい速さで弾く箇所に、
(さすがにこの速さはおかしい)とか(変わった人)と思ってました。

でも、久しぶりに「ゴールドベルク変奏曲」(1981年)のCDをかけてみると・・・

瞬間に、私のまわりの空気が変わったんです。
日常の生活はすっかり消えて、静かな、清らかな世界に入ったのです。

今まで、笑えると思っていた録音時のハミングも
どれだけこの曲を愛しているのか、まさしく歌うように弾いているのだなと感じられます。

それから毎日聴き続けています。

ひとつひとつの音がはっきりと浮かび上がって、細部まで明瞭な演奏。
バッハの曲が素晴らしいということもあるでしょうが、ほんとうに聴き飽きない。


   

グレン・グールドのピアノをいつくしむように弾く姿を見ると、
ほんとうにこの人はピアノを、この曲を愛していたんだなあと思います。
まるで、大きな子どものような姿ですね。

グレン・グールドは、この翌年になくなってしまったんです。

変わり者だったかもしれないけれど、突出した才能を持った人が
愛した曲を聴けるなんて、幸せなことだなあと思います。

「芸術の目的は、瞬間的なアドレナリンの解放ではなく、
むしろ、驚嘆と静寂の精神状態を生涯かけて構築することにある」
(グールド)

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♪さいた~咲いた~

2018年03月19日 | 花・植物
2018/03/19


ベランダのチューリップが咲いてます。
IMG_183198271

咲いた~ 咲いた~ チューリップの花が~  
という歌が、なぜ生れたのかわかる気がします。
花が大きくて、きれいで、かわいくて、わかりやすい花。

IMG_183198270

1つの茎から、5つの花が出ている。 こんなのある? 
IMG_183190645


まだつぼみが出ていないものもあるので、順々に咲いてくれると、長い間楽しめそう。
球根から育てると、何もないところから、こんなに咲いてくれて、楽しみなんだなあ。


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「夜クラシック」のギターコンサート

2018年03月17日 | コンサート
2018/03/17


昨夜は文京シビックホールで
ギタリストの荘村清志さん、福田進一さん、ソプラノの林正子さんのコンサートを聴いてきました。

最近コンサート多いです。
でもこのコンサートも7ヶ月前に申し込んだもの。
私は、どこか哀愁に満ちたギターの音色も大好きなのです。

荘村さん、福田さんは、もう10年以上デュオをなさっているそうで
仲の良い、息の合った感じがこちらにも伝わってきます。

数日前にショッピングセンターだったか、繁華街を歩いている時に
どこかで聴いたことがある曲、静かで、素敵なメロディが聴こえてきました。
でも曲名を思い出せない・・・。

せつない、でもこの懐かしさはなんだろう。
気になっていたその曲が弾かれて、ああ、「カヴァティーナ」なんだとわかりました。

福田さんが、ピアソラの「ブエノスアイレスの四季」を弾いている時に
ふと、亡くなった父のことを思い出しました。
父が私に初めて買ってくれたプレゼントは、「マドンナの宝石」というギターのLPレコードでした。
(たぶんその前にもプレゼントは何かあったのでしょうが、
私にとっては意識した初めてのプレゼントがギターのレコードだったのです)

そのときの私は、(なぜギターのレコード?)と思ったものです。
うちにギターはなかったし、弾く人もいなかった。
(後に兄がギターを弾くようになったのですが)

でも、父はギターが好きなんだ、こういう曲が好きなんだ、というのは伝わってきました。
なにか、この曲に思い出があったのかもしれません。
そんなことを思い出したら、一緒にこういうの聴きたかったと思ったのです。
私が21歳の時になくなってしまった父ですが。
こんな気持ちになるのも不思議ですが、きっとギターの音色がそうさせたのね。

さて、第二部から登場した林正子さん。
ものすごくきれいな声、声量があって、表情のつけ方も素晴らしい!
ただただ圧倒されてしまいました。

しっとりとした大人の雰囲気で、静かなギターの音に癒され、
林正子さんの歌声の素晴らしさにも驚かされた一夜でした。
いいコンサートでした。


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