はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

「パン旅」で紹介されたパン屋さん

2021年09月15日 | 食べ物

2021/09/15

 

昨年、巣鴨のパン屋「ブーランジェリー・トースト」が、BSの「パン旅」で紹介されました。木南晴夏さんと寺島しのぶさんが訪れたパン屋さんです。

http://boulangerie-toast.jp/

寺島しのぶさんが「おいしい」と感心されていたので、いつか行ってみようと思っていました。

 

店構えもいい感じ

 

それほど大きくない店内です。入店は1度に3人までとなってます。

私がお昼前に行ったときには、2人が外で待っていました。

はじめてのお店では必ずフランスパンを買います。フランスパンのようなシンプルなパンが好きですし、パンのおいしさがストレートにわかります。

 

買ったパン

左上から、秋の味覚パン(名前は違うかも)、エビと卵のサンド、フランスパン(バゲット)。

左下はマロンのデニッシュ、すがもんパン(クリーム)、ポンデケージョ。

どれもおいしかったですよ。調理パンもおいしかったし、バゲットもおいしい生地でした。

秋の味覚パンは、さつま芋、かぼちゃ、栗がふんだんにのっていて、ケーキのようで食べ応えがありました。

 

買わなかったパンがいろいろあったので、また買いに行ってみようかな。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メダカが仲間入り

2021年09月14日 | アクアリウム

2021/09/14

 

ホームセンターのペットショップで、ヒメダカを買ってきました。

7月に水草水槽を立ち上げた時にマツモという水草も一束買ったのですが、量が多すぎて円筒形の水槽には入れらませんでした。

捨ててしまうのももったいなく、今まで使っていた水槽に入れておきました。あの、コケだらけだった水槽です。1度カラにして、きれいに掃除して、また水をはってマツモを入れておきました。

暑い夏の盛りに日の当たるベランダにおいたので、枯れてしまうかと思っていたら、だんだん緑が濃くなり育っていきました。暑さも日の光も大丈夫な水草だったんですね。

そのうちマツモだけ入れているのもつまらないと思って、メダカでも入れてみようと思いつきました。

マツモの水槽は外に置くつもりなので、冬はかなり水温が下がります。メダカは寒さに強いので大丈夫かと思います。

 

 

メダカってすごい速さで泳ぐんですよ。まず、ペットショップで店員さんの網に掬われるときにも、すごいすばしっこくて、びっくり!

そして怖がり。人が近づくだけで大騒ぎして逃げまどったあげく、隅っこでじっとしているのです。

もともとそういう性質なんでしょうか、これではストレスで死んでしまうかもと思ったのですが、まだ大丈夫なところを見ると、そのすばしっこさで、敵から逃れて生き延びてきたのかもしれませんね。

そのうち慣れるでしょうかね。

このメダカ水槽に、あのモノアラガイを移しました。

もう1匹残っているエビも食べられてしまったらがっかりですし、エビはずっと命の危険にさらされて、気が休まらないでしょうからね。

メダカと同居ですが、メダカはすばしっこいのでモノアラガイにも捕まらないでしょう。

水草を食べるそうですから、ちょうどいいかな。

 

水槽をやめようと思いながら12年も経ってしまって、また新たにメダカを飼うなんて、私も生き物を飼うのが好きですね。犬やネコほどの反応はないけれど、手間もかからず、毛のアレルギーの心配もありませんからね。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHK放送博物館

2021年09月13日 | 美術館・博物館

2021/09/13

 

NHK放送博物館は虎ノ門界隈を散策していたときに、訪れた愛宕神社の隣りでした。

 

 

愛宕山に放送博物館があると聞いたことがありました。しかし都内で愛宕山とはどこだろうと思っていました。都内を歩くと、かなり起伏があります。この愛宕山は標高26mですが、丘ではなく山なんですね。

 

放送博物館は入場無料です。順路は3階からとのことで、まず3階のヒストリーゾーンにエレベーターで上がりました。

写真撮影不可の場所がほとんどでしたので、写真はあまりありません。

 

ラジオ放送開始から現在までの放送の歴史の展示です。

ラジオ放送の開始は1925年3月22日、芝浦の東京放送局仮放送所から、ラジオの第一声が流れました。そして7月に愛宕山で本放送が始まったので、愛宕山は“放送のふるさと”だそうです。

終戦の玉音放送の録音テープや「裕仁」と墨で署名された玉音放送原稿の展示もありました。

オリンピック中継は種目のルール、選手の名前などの原稿やメモの展示があって、アナウンサーは覚えておくことがたくさんあって準備が大変そうだなあと思いました。

最初のテレビ放送は1953年(昭和28年)。

分厚いブラウン管テレビや、初期の頃からのテレビカメラの展示があります。昔のテレビカメラは重さ450㎏と書いてあったかな。だんだん小さく軽くなっていくんですね。最近はハンディタイプですからね。

オリンピックコーナーでは映像が流れていました。北島康介選手の「チョー気持ちいい」と叫ぶ場面や、ソチの羽生選手のフリーの演技も流れていましたよ。

2階の愛宕山8Kシアターでは、暗い部屋の中に間隔をあけて椅子が並べられていました。先日のオリンピックの開会式シーンをやっていました。大きな画面で映像がきれいでしたね。

 

子ども番組のコーナーでは撮影OK。

ピタゴラスィッチのコーナー

 

ガラピコぷ~

懐かしのじゃじゃ丸、ピッコロ、ポロリ。

これも懐かしい、ひょっこりひょうたん島 

タッチパネルにふれて遊べるものもたくさんありましたが、このご時世、使用不可になっていたので残念ですね。

 

2階の放送体験スタジオは、ニュース、気象予報のキャスター体験ができるようです。バーチャル映像を体験できるのが楽しそうです。時間が決まっていて、まだ始まっていなかったので覗いただけでした。

この放送博物館は1956年に開設したそうで、建物はどことなく古めかしい感じです。ラジオ・テレビの歴史がわかって、なかなかよかったです。

ああ、こんな番組があったなあと思い出したり。ラジオ・テレビは、もう生活と切り離せませんね。

https://www.nhk.or.jp/museum/index.html

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

虎ノ門界隈を歩く

2021年09月12日 | 街歩き

2021/09/12

 

虎ノ門・麻布台地区に、日本一高いビルが2023年に完成するそうです。高さは330メートル、近くにある東京タワーが333mなので3m低くしたとか。

この一帯は森ビルが開発した「虎ノ門・麻布台プロジェクト」で、オフィスや商業施設を中心とした330メートルのメインタワーに加えて、住宅やホテルなどが入る東棟、西棟、低層棟のほか、広大な広場などを整備するとのことです。

虎ノ門あたりは行ったことがないなあ、行ってみようかしらと、ウォーキングを兼ねて出かけました。

街歩きをすると本当によく歩くことになります。最近は街歩きが減っていたので、脚力が衰えた気がします。これはいけない、もっと歩かないと。

 

地下鉄の虎ノ門ヒルズ駅で降りました。

 

まわりは高層ビルばかりで戸惑います。このビルが虎ノ門ヒルズ。

 

芝生の庭園がありました。オーバル広場というそうです。

背後の建設中のビルが日本一高いビルなんでしょうか。

 

火事ではなく・・・スモークが出ています。このススキは自然に生えたものではなく、野原をイメージして植えたんでしょうね。

スペインの世界的アーティスト、ジャウメプレンサ氏のモニュメント。人の大きな上半身。

 

芝生に座ってくつろぐのも気持ちよさそう。

日曜日でビジネスマンがいなかったせいか、人は少なかったのです。

1階にはカフェ、レストランがありましたが、混んではいません。私はスルーしました。

虎ノ門ビルズの前の道からみたところ。向こう側の一帯は建設現場。

 

このビルは緑が多いですね。

各階のバルコニーは緑。

 

 

愛宕神社にお参りしました。1603年(慶長8年)江戸に幕府を設く徳川家康の命により防火の神様として祀られました。

愛宕神社は、標高26メートルの愛宕山の山頂にあります。これは23区内で自然の地形としては一番高い山だそうです。

「出世の石段」を上から見下ろしています。

私はこの石段を上がっていません。愛宕新坂という横の坂道を上がってきたんです。出世の石段を上らなかったのが残念。

 

神社にネコちゃんがいました。おとなしくて、かわいい。

立派な鯉が泳ぐ池 

 

招き石 この石をなでると福が身につくそうで、私もなでました。

 

愛宕神社の隣りにNHK放送博物館があります。

 

中をゆっくり見ましたが、報告は次回にします。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『紅一点論』斎藤美奈子著

2021年09月11日 | 

2021/09/11

 

『紅一点論』は1998年7月の発行で、23年も前の本ですが、最近読んでとてもおもしろかったので書いておきます。

 

本の紹介文

「男の中に女がひとり」は、テレビやアニメで非常に見慣れた光景である。その数少ない座を射止めた「紅一点」のヒロイン像とは。

「魔法少女は父親にとっての理想の娘である」「(紅一点の)紅の戦士は“職場の花”である」「結婚しないセクシーな大人の女は悪の女王である」など見事なフレ-ズでメディアにあふれる紅一点のヒロインとそれを取り巻く世界を看破する評論。

 
アニメ、特撮戦隊物、伝記に描かれた女性像についての評論です。

 この本を知ったきっかけは、先日読んだ武田砂鉄さんの『マチズモを削り取れ』。『マチズモ』の中で取り上げられており、興味を持ったのです。

 
 
紅一点とは、男の中に女が一人の意味で使われますが、本来は萬緑叢中紅一点。
語源は北宋時代の政治家で詩人の王安石という人の詩の一説で、一面の緑の中に咲く紅の花一輪。もともとは凡夫のなかに俊才一人の意味でした。
 

『紅一点論』の中から、抜き書き、引用させていただきます。

 

〈紅一点は非常に見慣れた光景である。

『秘密戦隊ゴレンジャー』はモモレンジャーが紅一点。ウルトラマンの科学特捜隊に紅一点のフジアキコ隊員。ウルトラセブンのウルトラ警備隊にも友里アンヌ隊員がいた。私たちは学んだのである。女の子が座れる席は、ひとつしか用意されていないんだな、と。

現実社会を考えてみよう。企業も政党も議会も学会も報道機関も、同じ構図でできている。男性社会とは言うけれど、戦後の日本において、社会の上層部は「男だけ」の世界ではない。正確には「たくさんの男性と少しの女性」で構成されているのだ。〉 (「はじめに」p.5) 

 

著者は、「紅一点」について戦後の子どもメディアを彩ったヒロイン像について映像と活字という2つのメディアから考察しています。

①テレビの特撮ドラマやアニメーション 

②子ども向けの伝記シリーズ。

このふたつこそ、子どもたちが初等教育の頃に出会うメディア。「たくさんの男性と少しの女性」の社会観は子どものうちから補強されるのです。

紅一点のヒロインとは「ひとりだけ選ばれて男性社会の仲間に入れてもらえた特別な女性」のこと。ヒロインは、どこがどう特別で、誰に選ばれたのか。

 

男の子向きのアニメと女の子向きのアニメの特徴。

「軍事大国としての男の子の国」 

ヒーローは基本的に組織に忠実な兵隊。舞台は宇宙で、地球の防衛が目的。異質なものを排除する戦争。科学技術と軍事拡張。変身は武装。本来の戦争は軍事と外交の2本立てだが、「男の子の国」には外交交渉がない。

恋愛立国としての「女の子の国」

舞台は現代、地域社会や学校周辺での事件。同年代の仲良しサークル。科学でなく魔法。宇宙といえば、お月様やお星さま。前世や輪廻転生、近代以前の世界観が生きている。女の子の国は世界に一つの大切な宝物を守る防衛戦。

 

女の子の国のキャラ分けがおもしろくて・・・。

  • 魔法少女・・・親の庇護下で遊びながら結婚を夢見ている少女(聖なる母親予備軍)。父親から見た理想の娘である。魔法を使えるお姫様である
  • 紅の戦士・・・男に囲まれて働きながら婿を物色する若い女(聖なる母予備軍)。紅の戦士には女の友達がいない。
  • 悪の女王・・・嫁にも行けず母にもなれない行かず後家の働く女(聖なる母失格者)。行動原理は嫉妬ないし物欲。
  • 聖なる母・・・夫と子どもの活躍を背後で支える理想の女。

 

〈「魔法少女」や「紅の戦士」が少女や若い娘であること。「悪の女王」が、社会的に地位の高い大人の女であること。前者は必ず勝って、後者が必ず負ける。この素晴らしい結果を、さて、あなたはどう見るだろう。端的に言えば、魔法少女や紅の戦士は男社会に都合のいい女性像であり、悪の女王は男社会に都合の悪い女性像だといってもよい。〉(P.58)

・・・・・

「魔法使いサリー」、「セーラームーン」、「ひみつのアッコちゃん」、「リボンの騎士」、「キューティハニー」etc.・・・もキャラ分けされています。

分析力がすごいなあと感心してしまいました。私は漫画やアニメ、戦隊ものをあまり見てきませんでしたから、この分野は疎いのです。今ごろになってガンダムやエヴァンゲリオンの概要を知ったくらいです。

著者は「アニメの国は大人社会の縮図」といっています。戦後の日本が目指してきた社会や働き方が、そのまま子ども向けアニメにも反映されていることに気づかされました。

「秩序だった組織、絶対的な命令系統。近代科学や工業技術への信奉、建造物としてそびえ立つ作戦本部。男の子の国は、戦後の日本を支配してきた滅私奉公の企業社会と相似形をなしている。」(p.32)

 

伝記ものは小学校の図書館にも置かれて、親も安心して子どもに読ませられる本、人生のお手本になるべき人々の話といってもよいかもしれません。

女性の偉人は男性に比べて少ないのですが、その中でも、ジャンヌ・ダルク、ナイチンゲール、キュリー夫人、ヘレン・ケラーは偉人伝の常連。

著者はこの女性たちにも、上の「女の子の国」のキャラ分けを当てはめています。

ジャンヌ・ダルクは女性には珍しく「戦闘する女性」ですが、裁判で魔女だとされ処刑されてしまいます。「魔法少女」から「紅の戦士」になり、「悪の女王」として処刑されてしまうジャンヌ。

ナイチンゲールはクリミア戦争で看護婦として働いた「白衣の天使」というイメージが強いですが、人生の大部分は敏腕の実務家、教育者で、著者は「すご腕実務派ばばあとしてのナイチンゲール」と呼んでいます。

キュリー夫人は業績以外にも、恋愛の側面が男性科学者よりも強く描かれています。著者は「ラブ・ロマンスとしての伝記」と評しています。夫ピエールとの出会い、恋愛・結婚、夫の死後、(夫の死を乗りこえて?!)教授職と研究の後を継ぐ。ポール・ランジュバン教授との不倫疑惑事件(子ども向け伝記には恋愛のことはさすがに書かれていない)。

運命の王子様との出会いがマリー・キュリーの人生を決めた・・・という描かれ方。

・・・・・

 

著者は書いています。

〈アニメや伝記に観察できる構造は、実社会にも共通したものである。

「たくさんの男性と少しの女性」でできた「男の子の国」のすぐ横には、必ずといっていいほど、女性ばかりの「女の子の国」がひかえている。名門大学と女子大学、お医者さんの社会と看護婦さんの社会、企業における総合職と一般職。女という性に生まれた子どもたちは、進学や就職という局面に立つたびに、いわば、男の子の国と女の子の国との二者択一を迫られるのである。

 アニメや特撮ドラマ、あるいは子どもの本の制作現場も「たくさんの男性と少しの女性」でできた社会である。むろん、女性はたくさん働ている。けれども、その社会の上層部、決定権のある地位に近づくほど、女性の比率は少なくなる。

 萬緑叢中紅一点は、決して健全な状況ではない。それじたいが不健全なのではなく、それだけが幅を利かせていることが不健全なのである。

様々な男女比の組織やチームが当たり前に存在するようになったとき、はじめて私たちは男女比なんていう些末事にわずらわされなくなるだろう。〉(P.301)

・・・・・

 

現実の政界や大手企業役員の女性割合を考えると、これが書かれて23年過ぎた今も状況はあまり変わっていないのでは。

斎藤美奈子さんがこれを出版した以後も様々なアニメが出続けています。この本に書かれた女性像、男性像が今も変わっていないのか、ずいぶん変ったと見るのか、私はこの分野に疎いのでわからないのですが、アニメに詳しい人に聞いてみたい気がしますね。

 

今は総裁選が注目されていますが、紅一点という言葉を聞くと次の内閣での女性割合が気になるところです。

菅内閣は紅二点だった・・

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする