
「ホトケノザ」が花壇スペースを占拠しています。一年中咲いている雑草ですが、好文亭を遠くに入れたワンショットにすれば、その存在意義を主張できました。

遅咲きの梅「黒田」が悠々と花を咲かせています。アンズ系の八重、雌蕊が退化しており、ほとんど実を付けない花梅の代表です。写真でも雌蕊がほとんど見えません。

「辛夷」か、花が大きいので「白木蓮」か?花弁の数が辛夷が6枚、白木蓮が9枚 (正確には、花びら6枚と花びらのように見える萼3枚)と出ていたのですが、どうみても花弁の厚い「白木蓮」のような気がします。

梅に似た薄紅色の一重の花、幹が梅とまるで違います。調べてみると「アンズ」のようです。6月下旬頃に大きな実をつけるのを見てみたいものです。

「馬酔木」は、馬が食べると毒のため酔ってしまうということから名前がついたツツジ科の常緑低木。伊藤左千夫の短歌雑誌、水原秋櫻子の俳句雑誌にその名前が使われて有名です。

芽吹き始めた柳に「風の鼓動」という動く芸術作品が白く光っています。偕楽園の見晴らし広場から見ると、風に吹かれてまさに白い鳥が動いているように見えます。
名前のごとく四季折々の変化を楽しめる世界第二位の広さを持つ都市型公園の一画、水戸市民には自慢のできるスポットになりました。
ひえびえと魂さまよへる花辛夷 飯田龍太
水音もあんずの花の色をして 草間時彦
別れ来てほつりと白し花あしび 楠本憲吉