桃内・毛無山650mを夏道ルート偵察。当初、産廃処理場の奧にある採石場ゲート前から登ろうとしたが、関係者(地主)に、「ここは立入禁止と書いているのに勝手に登るマナー知らずの登山者がいる」「現在、山道は崩落し、私有地のためここからはやめて欲しい」とヤンワリと断られ断念。その地主さん、親切に、忍路側を勧められたが、暑さの長い林道歩きは疲れるのでやめた。結果、最上町のコースからのイカリ形ルートで挑戦したが、毛無山は数百メートル手前で鬱蒼とした薮等で断念した久々の最上町コースこのあたりの山道は、小樽周辺自然歩道となっており、何度も徘徊してるので正直飽きてきたが何とか夏季の毛無山に行ってみたかった。直ぐ奧が毛無山。タニウツギホウチャクソウハクサンチドリマイヅルソウ&ハクサンチドリ変色した葉毛無山への林道毛無山近くからの羊蹄山小樽周辺自然歩道は、天狗山―於古発山―遠藤山―塩谷丸山と続いている。遠藤山から穴滝、奥沢水源池を巡るコースは、11.6㎞。北照高校グラウンド沿いの林道から入る最上町コースは、今ではほとんど登る人はいないが賑やかな「塩谷コース」よりは、たまには良い。ちなみに塩谷丸山まで塩谷コースが約2.8㎞で、最上町コースはゲートから約3.3㎞(開放時は短縮)。毛無山撤退よりイラッとしたのは、遠藤山の一等三角点にどっしりと座るお姉さん。カップル登山のようだが、写真を撮ろうとしても全く避ける気配なし。「写真撮りたいので」と言ったら、素直に応じてくれたが、明治大正期に苦労して設置された文化遺産的な三角点に座るのは言語道断である近年、道外では標石を壊す人が後を絶たないと聞いている。とても残念なことである。
測量法の罰則では、三角点▲を移転、毀損などした場合には「2年以下の懲役または100万円以下の罰金に処する」(同法61条)とある。1890年(明治23)の陸地測量標条例では「標石ヲ移転シ、若シクハ毀損シタル者ハ、1月以上1年以下ノ重禁錮ニ処シ、又ハ5圓以上50圓以下ノ罰金ニ処ス」とある。1949年(昭和24)の測量法では「何人も移転、き損その他の行為により基本測量のため設置した測量標の効用を害してはならない」(同法第22条)と規定されている。古くから厳しく罰せられている。毛無山撤退よりも、イカリ(怒り)の一日であった・・・
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