大判カメラで日本全国の航空写真を撮影されていた航空写真家の芥川善行さんが10月8日の朝方にご逝去されました。芥川善行さんは若い頃、写真コンテストの入賞常連としてめきめき頭角を現し、その後航空写真家の道に進み、全日空(ANA)や電力会社等の航空写真を担当されていた航空写真の大御所でした。全日空の機関誌やカメラ雑誌への連載、更にはカメラメーカーのカメラ開発・デザインに携わり、自身でも大判航空カメラ「エアロアクタス」まで開発されました(写真3枚目)。私とのお付き合いは私が30代の頃からで、ご一緒にドイツ・ケルンで開催されているフォトキナにアテンドしたり、スイス旅行を楽しんだ記憶が今でも鮮明にあります(写真1枚目はフォトキナ会場にて)。その後、1999年に私がワイズクリエイト社を設立してからも、月に一度位のペースでオフィスにお立ち寄り頂き一緒に会食させて頂きました。この間にもワイズのお客さんの中に、芥川マニアが沢山出来て、その内お二人は富士フイルムフォトサロンで航空写真展を開催するほどになりました。2015年5月にはスペシャルセミナー「航空写真家・芥川善行の世界」(写真4枚目)を開催させて頂き、大きな話題になりましたが、ここ数年は体調が優れずにご来社頂く機会も激減し、私がお会いしたのは写真5枚目の昨年2018年4月の会食が最後になりました。それでも3ヶ月ほど前にお電話でお話しましたが・・・・10月8日に大好きだった大空に旅立たれてしまいました。因み通夜は10日、葬儀は11日に近親者のみでの執り行われますが、心ばかりのお花を手配させて頂きました。ご冥福をお祈り致します。(写真2枚目は2008年、私の初めての著書「大判カメラマニュアル」の出版パーティでの主賓挨拶風景)