前日にベランダの防水塗装作業を終えた高齢者は、助っ人の長男と共にチェーンソーやスコップ、ロープなどの持って山に分け入るのでした・・・・。熱海の家は正面から見ると道に面して建つのですが、実は斜面に建っているのです。玄関や居間が2階で、風呂場等は1階に在る構造になっています。ですから家の建つ場所からかなりの勾配で木々が生い茂り、それを下りるとハイキングコースのような山道に出ることが出来ます。家からこの山道へは一部に石階段を使った獣道のような小径が続くのですが、滅多に下りることが無いので周りの木々が覆い被さり、いつの間にか小径が分からなくなってしまうのでした。また先日の台風の影響で折れた木々や落ち葉によって小径が分かったとしても進行を妨げるのでした。今回の作業は、数年の間に鬱蒼感が増した山道へ抜ける山の小径復旧作業がメインでした。チェーンソーで邪魔な木々の枝を払い、余分な木を伐採し、スコップを使って小径の原状回復を図ります。足元の蔦が行く手を邪魔して、チェーンソーの木くずが顔に襲いかかります。それでも構わずに老体に鞭打って働くのでした。また、この森の中には、ビワ、ミカン、夏ミカン、カキなどの味覚を提供してくれる木々もあるのですが、あまりにも大きくなってしまうと収穫すら出来なくなってしまいますので、そこいらを考慮しチェーンソーを使いますが、何せ斜面で足場も安定しません。それでも長男の力業があって何とか予定量の作業は終了したのですが・・・・それでも、これから私一人でやらなければならない作業も残るのでした。あの海が見える視界を妨げる余計な木をどうやって伐採するかと・・・未だ未だキコリ作業は続くのでした。