ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

灯油ビジネスに関心が集まる季節

2009年09月05日 12時31分04秒 | Weblog
今年は例年よりも早く灯油ビジネスに関心が高まっています。

儲からないガソリンスタンドビジネスの中で、「灯油」だけは収益性の高い優等生ビジネスです。

「配送灯油」に関しては
SSの淘汰と閉鎖で販売ボリュームが集約化されて、
ここ数年、配送コストの価格転嫁も順調です。
ビジネスそのものにフォローの風が吹いています。

灯油配送ビジネスは、
最近では中堅以上ま経営規模の会社が広域展開するケースが増えています。

受注専用電話回線によるコールセンター(受注センター)設置により、
其々のSSでバラバラに行ってきた受注業務を一元化。

さらに、配送業務も配送センターへ業務を集約することで、圧倒的な業務コスト軽減が実現します。
人件費を含む業務コストは「仕切り調達価格差」よりも大きいですから、収益性は一気に向上するわけです。

販売ボリュームが増加して、規模が大きくなればなるほどコストも下がるという「相乗効果」が発揮され、
競合他社との格差拡大が実現します。

そうなると、市場独占となるわけです。

SSビジネスのように「待ちの商売」ではありません。

最近では、灯油配送を切り口とする、多様なドアツードアビジネスの模索も盛んです。
いよいよ楽しみな、灯油ビジネス。

SS店頭で行われている、油外収益とは次元が異なる最新ビジネスフォームがそこにあります。 



シーラカンスのような企業

2009年09月05日 06時20分13秒 | Weblog
私の職業はソリューションシステムビジネス。
ソリューションシステムとは企業の抱える「課題解決」ビジネス。

自分たちのシステムを使用して、クライアント企業の課題対決に向けた提案と業務構築を目指すのが仕事です。

先日伺った企業は老舗名門企業。
古い番頭のような中間管理職がはびこって、若手が要望する業務改革が進まないという課題を抱えていました。

想像を超える旧態然とした企業が現実にあるものです。
若手管理職と言われるスタッフの世代が50歳近いのですから驚きです。

20年以上も前のオフコンを中心ですが、最近ようやく社員にPCがいき渡り、
それぞれがエクセルで工夫しながら集計作業などをしているといった企業でした。

まあ、日本は広いですから、いろいろあります。

「企業の省力化などというものはリストラへつながることで、悪いことである。
当社は、今迄、不景気でも社員の首を切ったことはない」ということです。

そんな訳で、「若手」スタッフは苦しんでいますが、
経営者は、どう思っているのやら、

以前もこんな会社がいくつかありました・・・・・

今では、企業名は残っていますが、元売りの販社なっています。
ちなみに、昔の役員は一人も残っていません。

これからは、老舗だと威張っている企業の淘汰も増えてきそうです。