ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

ゴルフと人生

2009年09月07日 11時42分41秒 | Weblog
私の菩提寺の和尚さん。
高校の後輩で、今は亡き弟と大親友で、私の弟分なのです。

35年くらい前に、私がベンホーガンの難しいクラブをあげてゴルフを教えました。

それ以来、ゴルフに夢中で、今ではバリバリのシングルプレイヤー、
オール天台宗チャンピオンと呼ばれるくらいのプレイヤーなのです。

左手のリストを鍛えるために、木魚を叩くのは必ず左手で、
しかもインパクトのタイミングを計りながらよい音が出るように、

握りも大好きで、「何枚だ~~~、ナンマイダ~~」と握りのレートを聞いてきます。

お経は、
「バーディ~バーディー~、ハーラー、バーディ~  ボージ―ソワカ、般若心経」というわけです。
最近、不景気でゴルフ仲間が少なくなってきたようです。

私は、太り過ぎでダイエットゴルフ。
あまり山坂を飛び歩くと心臓に負担がかかったりして、倒れたら大変です。
家内が心配して「あまりゴルフで無理しないでください・・」

私は、「何があっても、坊主がいるから大丈夫だ~~」
家内は、「そういう問題ではありません、お坊さんの前にお医者さんも一緒に連れて行ったらどうでしよう・・・」
なんて、笑っています。

医者と坊主を引き連れて、ついでに葬儀屋も連れて行こう、
ついでに、生命保険屋も付いてきて・・・

ゴルフは大好きですが、命がけというほど好きでもない訳です。

しかし、最近では「ゴルフソリューション」が好評で全国各地のゴルフ場へ出掛けます。

私は、昔、後輩などには「趣味と職業は別にしろ」とよく指示していたものです。

今は、あの、矢野東プロの父親であるH君にも、ゴルフ練習場なんか経営したら、ゴルフが楽しく無くなるぞ、なんて言ってました。
麻雀が好きだからといって、「麻雀荘」なんかするもんじゃないよ。
それでも、徹底したら、息子があんな立派なプロゴルファーになるわけです。

プロといわれる領域に達するには、仕事も趣味も命懸けでなければいけないという事が最近よくわかりました。
知ったのが、遅すぎますよね、

昔、中嶋常幸プロが若いころ、アマチュア同士で負けると、お昼を食べないで練習していました。
厳しい父親でしたね、お父さんの名前も厳さんと言いました。

私の親友で、元アマチュアのトッププレイヤー、T君、体の調子が悪くて大変なようです。

もう一人、ゴルフクラブ、「フォーティーン」の創業者、竹林さん。
M&Aで大手に企業ごと売却して、悠々自適な生活に入ったとのこと。
彼は、元日本オープンのベストアマ、ゴルフもビジネスもステディーです。

そして、私のゴルフの大先輩Kさんは、ゴルフ好きが昂じて、
自分のゴルフ場まで作ってしまい、バブルで破たん。
今は、ラン専門の花屋さんをしているとりこと。

そのうち、皆で集まって、またまたゴルフをしてみたい。

なんて、話していたら、支配人が「楽しそうですね」

其々の人生、其々のゴルフがあります。

利益の出る石油ビジネス症候群

2009年09月07日 09時52分53秒 | Weblog
確かに、ガソリンスタンドは儲からないビジネスですね。

しかし、石油ビジネスでも絶対に儲かるビジネスフォームもあるわけです。

デリバリー機能を持った直売部門で、パトロール給油などや灯油小口配送体制を完備していて、
ちょうど良い規模の油槽所設備があって、
CODによる私設渡し出荷などで、細かく稼ぐ「ミニジョバー」的な石油流通業態の企業はほとんど利益を出しています。。

今までは目立たないぎょうたいでしたけれど、最近は確実に利益を上げていますね。
流通に関するコスト意識が明確化してきたことが大きな要因となっています。
大手スーパーディラーなどでは、「運送会社」の免許を取って別会社としているところも増えています・

そんな企業に共通しているのは、運営SSを持たないか、持つとしても極端に少ないこと。
「直売システム」に関する知識と意欲が高いこと。
資金力が豊富なこと。
有能なシステム管理スタッフが存在していること。
社員数が少ない。
自社ローリーを保有している・
元売り、商社と直接の太いパイプを持っている。

などなど、色々な条件があるようですが、利益は確実にでます。

逆説的に、この逆のパターンは儲からないというわけです。

ガソリンスタンドが儲からないという意見には同調する方が多いはず。
SS店頭で価格競争にさらされながら、どんなに油外、油外と叫んでみてもよく考えてみれば意味はありません。
油外ならSS外でなければならないはずです。

ガソリンスタンド業界の「油外収益」とは
「ガソリンスタンドというガソリンを売ることを主目的とする施設の中で・・」という前提がついて、
さらに、そのうえで「主要燃料以外」の収益を挙げましょうという
まことに持って、意味不明、論理矛盾な商売を目指しているわけです。

余計なことを考えず、人件費を省くための「セルフ」オペレーションを導入したうえでも、
マンパワーによる「油外収益向上」を目指しているわけです。

儲かるビジネスと、利益の出ないビジネス、
意外と、単純なようにも見えるのですが。
どうでしょう???