ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

異業種交流で探る景気動向

2010年11月15日 05時40分52秒 | Weblog
日曜日には久し振りにホームコースで友人達とゴルフ交流。
色々な職種の友人がいるので勉強になりますね、
それでも、あまり明るい話題は聞こえてこないようです。

自動車部品製造関連はEVなどの影響を受けないはずのワイパーやバックミラーなどの部品までも元請けからの工賃が安くなって大変だと嘆いています。
Tさんは、工場を閉鎖して焼肉屋を開業しました。

地場産業のコンニャク原料を取り扱う業者はTPPが心配のようです。
なにしろ、1700%の関税がかかっているコンニャク原料ですから、もし
関税が無くなったら、生産農家も含めてどうなる事やら、
原料部門は既に外国に工場を作ることも考えているようです。
農家もこれからは大変のようで、今後はJA自体の存在意義も問われてくるようです。

経営破綻が多いゴルフ場経営もプレイヤーが減少する2015年問題を迎えているようですから、
「生き残り」のための経営戦略に躍起です。

自動車ディラーも最近では新車の売り上げが急減しているようです。

キャディーさんは大学生の息子さんが就職活動でなかなか内定を取れないから大変だと嘆いています。

自営業の個人事業者の方も年金が少なくて老後が心配でゴルフどころではないよ・・・、とスコアも伸びません。

自動車関連企業が多い首都圏ですが、
ボッシュ、ディーゼル機器、市光工業、自動車電機などをはじめとする大手工場の海外移転による業務縮小や閉鎖が進むようで、各社とも数百名単位での解雇が進むようですから大変です。

寿司屋の大将も「回転ずし」の影響を受けて出前も少ないようです。
一体どうなっているのでしょう・・・

悠悠としているのは、公務員OBの皆さんですね、
元校長先生と奥さんは共に教員でしたから、年金のお金と時間を持て余して平日もご夫婦でゴルフ三昧。
県庁職員OBや警察関連OBの皆さんも悠悠自適のようです。

本来、社会経済の基幹をなすべき中小企業経営者に元気がないわけですから、景気が良くなる訳がありません。
これでは、国際競争力どころではなくて、中小企業は日本国内で企業を経営する事そのものが大変な時代となってきたようだと社長さんが相哀れむ時代です。

大変なのは、ガソリンスタンド業界だけではないようです。

私の商売ですか・・・?

まあ、ボチボチで、やっと食べてます、ハイ。